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元人力車の車夫が語る記憶に残る個性的なお客さん!パート1最終話

更新日:


どうも!横断歩道では白いところしか踏まない一発屋です!('ω')ノ

さてさて前回まで二回にわたりご紹介してきた、一発屋の人力車に乗ってくれた女の子のお話もいよいよ今回が最終話となりました!

まだ読んでないよ、という方はこちらからどうぞ(第一話第二話)。

それでは最終話いってみましょう!(/・ω・)/

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時は流れ、あれから三年…

劇団の座長さんの娘さんたちとの心温まる人力車観光から三年がたち、一発屋も車夫の中では中堅の仲間入りをしようかと言う春のことでした。

いつものように声かけ営業にいそしみ、雷門前の観光客の写真撮影を手伝ったりしていたところ何やら視線を感じた一発屋。

ちょっと離れたところから中学生くらいの女の子がこちらを見ているのです。

当時、中学生の女の子に知り合いはほとんどいなかったと思うので、はじめは勘違いかなと思っていたのですが、その女の子は同じ場所を行ったり来たりしてこちらを見ながらもじもじしているようでした。

五分ほどそんな状態が続き、一発屋の声かけ営業がちょうど失敗に終わった時、意を決したように女の子がこちらに向かってきました。

「あの…〇〇〇(会社名)の□□さんですよね?」

なんで一発屋のことを知っているのだろうと不思議に思い、女の子の手を見るとところどころすり切れたクシャクシャの観光パンフレットが握られていました。

そこで一発屋は、なるほどリピーターさんかと合点がいきました。

前々回の記事(人力車のメリットの記事)でも書きましたが、車夫は人力車に乗ってもらったお客さんに観光パンフレットを渡すときに裏側に自分の名前を書くことがあります。

そうすることによってごく稀にではありますがリピートで乗ってくれるお客さんがいらっしゃるのです。

しかし、残念ながらその都度乗せたお客さんを覚えていられるほどポンコツ一発屋の脳みそは利口にできていません。

すると女の子は、

「…覚えてないですよね、三年くらい前に一度…て言うか二回、ここで□□さんの人力車に乗せてもらったんですけど…。」

三年前とは言え二回も乗ってくれているお客さんの顔を忘れてしまったことで焦る一発屋。

あ~、とか、え~と、とかしどろもどろになっていると、

「父が劇団の座長で…あの時まだわたし9歳とかだったから覚えてないですよね…。」

「!」

雷が落ちたような衝撃と共に、一瞬でその時の記憶がよみがえってきました。

「あの時の!うわ~大きくなったね~!久しぶりだね~!」

親戚のおじさんか!、とツッコまれてもおかしくない反応を見せる一発屋に対して、

「覚えててくれたんですね(^^♪」

と嬉しそうな女の子。

今の今まできれいにスコーン!と忘れてましたとは口が裂けても言えず、

「覚えてるよ~!インパクトある親子だったもんね!」

と一発屋。

「どういう意味ですか笑」

ツッコむ女の子。

「いやいやいやいや、いきなりこんなちっこい女の子が諭吉で行けるとこまでとか声かけてきた上に、後日ハンパないオーラのお父さん連れてくるんだもん笑」

「ですよねWWWWW」

などとひとしきり会話を交わす一発屋と女の子。

すると女の子が、

「あの、これで一番長いコース乗りたいんですけど…」

女の子の手を見ると諭吉が、

「ってまた諭吉か~い!」

とツッコむ気満々の一発屋でしたが、意外にも女の子の手に握られていたのは樋口一葉でした。

「小さい頃の方がお金持ってるって変ですよね笑」

とはにかんだ笑顔の女の子。

なんでも女の子はその時もお父さんの地方巡業についていっていたらしく、劇団のお手伝いでお小遣いをもらい、せっせと貯めたものなのだそう。

女の子は自分も役者になりたいらしく、そのことを伝えてからお父さんが急に厳しくなったようで、昔のように諭吉で人力車に乗ってこい、とはならなかったのだそうです。

教育もあるのでしょうが、一発屋は成長ってのはこういうことなんだなぁと感心したものでした。

妹さんは巡業にはついてきておらず、お母さんの実家の方で暮らしているということでした。

まだそれなりに幼いのに人生の大きな決断をくだし、一部家族と離れ離れで暮らすというのはさみしいだろうなと思いながらも、女の子の瞳に宿る意志の強さに、そういえば頑固な子だったかもな、と懐かしく思い出した一発屋でした。

当時、樋口一葉一枚で人力車に乗れる時間は30分。

この時、女の子はもう13歳。

昔のように下ネタやギャグでガイドをするのではなく、歴史などもわかりやすい表現を心がけて観光ガイドをしていきました。

あっという間の30分。

丁重に挨拶をし、それではさようならというときに、

「あの…また乗りに来てもいいですか?」

うれしくて涙が出そうになるのをこらえる一発屋。

「今度は妹さんも連れてきてね。」

「はい!家族みんなできます(^^♪」

さてさて賢明なる読者のみなさまはもうお分かりかと思いますが、この女の子とわたくし一発屋が会ったのはこの時が最後になりました。

その後一発屋は就職のため、人力車のバイトをやめてしまったのでもう会うことはなかったのです。

お父さんに似て頑固ながら律儀な子だったのでおそらく何年後かはわかりませんが、一発屋に会いに来たことだろうと思います。

それを思うと少し胸が苦しいですが、あの女の子はお父さんゆずりの芯の通った性格だと勝手ながら思うので、今では自分の夢に向かって前向きに精進していることだろうと思っています。(^ω^)

さてさて、一発屋が出会った記憶に残るお客さんパート1はしんみりしながらもこれでついに完結!

次回記憶に残るお客さんパート2ではインパクトが強すぎる⁉お客さんのお話をご紹介していきたいと思いますので乞うご期待!

それでは今回の記事はこれにて終了であります。('ω')ノ





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