というわけで今回は『お風呂』に関する商品の購入レビューです。
私のように不注意のクセに酔っぱらってお風呂に入る人間は結構やらかしてしまうことが多く、たんこぶを作るだけならまだしも最悪命の危険もなくはないと思います(大げさでなく…)。
とはいえ私はまだまだ若い(と思っている)のでそこまでお風呂での転倒などを気にする必要はないかもしれません。
ただ、最近実家の両親が前期高齢者に突入し、それにも関わらず父の方は酔っぱらった状態でお風呂に入るようなので転倒するんじゃないかと母が心配しているようだったんですね。
両親は前期高齢者とは言え、足腰も比較的丈夫でまだそこまで本格的な介護用品は必要ないとは言え心配になったので今回、強力な吸盤によって工事不要で簡単に取り付けられる浴室用手すりを購入することに。
それがこちら。
福祉用品などを幅広く製造しているユニトレンド社の『クイックバー(UNI-350-W)』です。
今回の記事では実家の浴室用に購入したクイックバーについて実際に撮影した写真とともに使用感をレビューしてみたいと思います。
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ユニトレンド『クイックバー』の徹底レビュー
二点固定式のクイックバーには大きさによって種類が4つあるのですが、私が実家用に購入したのは上の画像にある下から二番目に小さいサイズのものです。
上の画像は実際に実家に取り付けたもので、タイル式の浴室壁だったのでもしかしたらサイズが合わないかと思っていたのですが何とかしっかりと固定することができました。
さて、それではこのクイックバーについて商品スペックや取り付け方、使用してみて良かったところ・良くなかったところなど諸々写真付きでレビューしていきます。
商品スペック
ここではクイックバーのサイズや重量・耐荷重などの基本的な商品スペックをご紹介します。
サイズ
まずはクイックバーのサイズから。
私が購入したのはクイックバー(UNI-350-W)で、350といのはおそらく片方の吸盤の外側からもう片方の吸盤の外側までの長さのおおよその長さ(単位はミリメートル)を表していると思われます。
上の画像左にあるように、クイックバー(UNI-350-W)の端から端までの長さは41.2㎝・持ち手から吸盤までの高さは10.4㎝です。
また、上の画像の右側にあるように、吸盤の中心間の距離が26.7㎝・吸盤の外側間の長さが36㎝・吸盤の直径が9.3㎝となっています。
これらの数値は浴室の壁面がタイル張りになっている場合、取り付けの可不可に関わってくるので気を付ける必要があります。
※サイズなど詳細についてはユニトレンド社のクイックバーの商品説明ページをご覧ください。
実際に触ってみてサイズ感としては、片手で持つには少し大きいけど両手で持つにはちょっと小さいかなといった感じでした。
女性であれば両手で持つことも可能だと思います。
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重量・耐荷重
クイックバー(UNI-350-W)の重量は580gでかなり軽い印象です。
力のない女性でも簡単に持ち運べて簡単に取り外しが可能になっていると思います。
耐荷重に関しては上の画像にあるように水平方向に40kg・垂直方向に60kgとなっています。
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、水平方向とは吸盤を横にずらす方向・垂直方向は上の画像の奥から手前に向かう方向です。
つまり、クイックバーを仮に天井に設置した場合は体重60kgの成人男性がぶら下がることが出来るくらいの耐荷重があることになります。
取り付け方
取り付け方はとても簡単です。
まずは左上画像のように、水気や汚れなどをふき取った浴室の壁面にクイックバーの吸盤を押し付けます。
その後、右上画像のように取っ手を押し倒すと吸盤が壁面に吸い付いてクイックバーが固定されます。
クイックバーには上の画像のような『取付確認機能』が搭載されており、壁面にしっかりと固定できない場所では赤い表示に、安全に取り付け可能な場所では青い表示になり、視覚的に安全性が確認できるようになっています。
取付時には必ず両側の取付確認機能で青い表示がされていることを確認してから使用しないと事故を引き起こす危険性があるので注意が必要です。
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使用感のレビュー
ここでは実際に浴室でクイックバーを使用してみての感想をレビューしてみたいと思います。
良かったところ
まずは使用してみて『これは良い!』と思った点について。
これは良い!
- 簡単取り付け・取り外し
- 超強力吸盤
- 安心の取付確認機能
簡単取り付け・取り外し
クイックバーの良いところ一つ目は、とにかく取り付けと取り外しが簡単なところです。
私がまず実家の浴室に手すりを取り付けようと考えた時に候補に入れたのが、ネジなどによって壁面に完全に手すりを固定するタイプのものでした。
ただ、素人がネジや工具を使って取り付ける場合しっかりと固定できるかという不安もありましたし、業者に頼むと工賃分かなり高くなってしまうというデメリットがありました。
しかも、まだそこまで本格的な介護用品を設置する緊急性もなかったので簡単に取り付けられるクイックバーはまさにニーズにドンピシャだったわけです。
クイックバーは吸盤式のため、設置場所を何度も変えられるというのもメリットの一つです。
最初に設定した場所がしっくりこなかったら何度でも付け直しすることができます。
ただ、吸盤というのは完全固定式に比べると『外れやすいのではないか』という懸念もありました。
しかし、商品の口コミを見てみると恐ろしく強力に浴室壁面に取り付けることが出来るという高評価が多かったのも事実です。
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超強力な吸盤
このようにクイックバーの良いところ二つ目はズバリこの『超強力な吸盤』です。
上の画像は私が全力でクイックバーを水平方向(耐荷重40kg)に引っ張っている画像です。
私はランニングの他に筋トレが趣味でほぼ毎日10kgのダンベルを100回ほど上げ下げしていて筋力には自信があります。
正直クイックバーを外すくらいの勢いで力を入れたのですが『ビクともしない』といった状況でした。
クイックバーが届くまでは
と少々あなどっていたのでここまで強力に壁面に吸い付くとは驚くばかりでした。
お風呂用の手すりは高齢者などの安全のために設置するという利用法が一般的だと思うので、吸盤というと少し不安なところがあるのは普通の感覚だと思います。
実際、似たような商品で格安の吸盤式の手すりの口コミをみると『すぐに外れてしまう』などの書き込みが多数でした。
その点クイックバーは少々値が張るもののしっかりと安全性を保った商品と言えそうです。
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取付確認機能搭載
そしてこの安全性といった面でもう一つクイックバーの良かったところと言えば『取付確認機能』があることです。
取り付け方のところでも説明しましたが、クイックバーにはしっかりと浴室壁面に取り付けが出来ているか視覚的に確認するための機能が搭載されてます。
吸盤と言う特性上、いつかは空気が入り固定力が弱まることが考えられますが、この確認機能によって吸盤の弱まりを確認すればまた取り外して取り付けることによって安全性を確保することが可能になっています。
吸盤式の浴室用手すりは数多く販売されていますが、このような機能が搭載されているのは私が調べた限りではクイックバーだけでした。
良くなかったところ
続いてクイックバーを購入・使用してみて『これはちょっと…』と思ったところをレビューしていきます。
これはちょっと…
- 価格がやや高めの設定
- タイル張りの浴室では注意が必要
価格がやや高め
クイックバーはサイズによっても値段は変わりますが、全体的に価格がやや高めに設定されています。
例えば、同じように吸盤式で浴室壁面に取り付ける手すりには1000円~2000円で購入できるものもあります。
ただ、名前は出せませんがこれらの商品は少々安全性に問題がありそうなところが口コミでも目立ちます。
また、工具を使って設置するような手すりの場合、素人では取付が困難なことが多く、工賃を含めると結局高くつくという可能性もあります。
私もクイックバーを実際に使用するまでは実力のほどに関しては半信半疑で、
と思っていたのですが似たような廉価商品の安全性への不安・固定式手すりの取り付けに関する面倒など様々考慮したうえでむしろ『安い買い物だったかもしれない』とさえ思っています。
元々実家の浴室には二か所手すりを設置したいと思っていて価格がネックだったのですが、使用感がとてもいいので二つ目の購入を決めています。
とは言え、まだ使用したことのない方からすればおそらく吸盤式手すりとしてみた場合の価格は『高い』という印象はぬぐえないと思います。
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タイル張りの浴室では注意が必要
クイックバーが取り付け可能なのは浴室壁面によく使用されるFRP(繊維強化プラスチック)やアクリル板など使用された荷重に耐えられる滑らかな平面浴室の壁面に限られます。
また、私の実家の浴室壁面に使用されているタイプのつるつるしたタイルなどにも取付可能なのですが、タイル一枚一枚の大きさによってはクイックバーの吸盤の大きさや吸盤間の距離などが合わずに取り付けることができない場合があります。
実際、私の実家の浴室のタイルもギリギリサイズが合っていたというレベルでもしかしたら取付けることすらできなかった可能性がありました。
ですので、みなさんのお家の浴室がタイル張りである場合はすでに書いた商品スペックまたはユニトレンド社の公式商品説明ページでサイズ等をしっかりと確認したうえで購入した方がいいでしょう。
こんな人におすすめ
最後にどんな人にクイックバーがおすすめかをご紹介してみたいと思います。
こんな人におすすめ!
- 高齢のご夫婦のご家庭
- つかまり立ちができるようになったお子さんのいるご家庭
- 酔ってお風呂に入る方
高齢のご夫婦のご家庭
今回私がクイックバーを購入したのは前期高齢者に突入した両親を心配してのことでした。
年を重ねるごとに足元はおぼつかなくなり、特に浴室での高齢者の事故は高齢者の事故の中でもかなりの割合を占めると聞きます。
本格的な介護を必要とするレベルではないにしても、浴室での事故の危険を少しでも減らしたいとお考えのご夫婦にはクイックバーを導入するのがおすすめだと思います。
つかまり立ちができるようになったお子さんのいるご家庭
クイックバーは小さいお子さんであれば全体重をかけても外れることはないくらい強力な吸盤が使用されています。
つかまり立ちができるようになったお子さんと一緒にお風呂に入る場合、お子さんの手の位置にクイックバーがあるとより安全にお風呂に入れてあげることができるのではないでしょうか。
酔ってお風呂に入る方
酔っぱらってお風呂に入ること自体おすすめできない行為ではありますが、私のように酔っぱらってお風呂に入って転倒する人はけっこういると思います。
ですので、少しでも転倒の危険性を減らすためにクイックバーを設置しておくのもおすすめだと思います。
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私がクイックバーを購入した店舗
最後に私がクイックバーを購入した店舗(楽天市場)をご紹介しておきます。
ついでに私が購入したサイズのもの以外もご紹介しますので浴室の事情に合わせてご検討ください。
クイックバーミニ
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こちらは二点固定式最小のクイックバーミニです。
クイックバー(UNI-350-W)
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こちらは私が購入した二番目に小さいサイズのクイックバー(UNI-350-W)です。
クイックバー(UNI-400-WX)
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こちらは二点固定式では二番目に大きいサイズのクイックバー(UNI-400-WX)です。
クイックバー(UNI-500-W)
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こちらは二点固定式の中では最大サイズのクイックバー(UNI-500-W)です。
クイックバー(UNI-4040-3S)
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こちらは三点固定式のクイックバー(UNI-4040-3S) です。