どうも、一発屋です。
コロナ禍ということで、私たちランナーも町中を走るとやや人の目が気になる昨今。
ランナーのみなさんは、どんな飛沫の対策をしながら走っているでしょうか。
そもそも何の対策もしないよという人もいるかと思いますが、走っているとすれ違う時に不快そうな顔をされる方も多いですし、ちょっとは対策をしておいたほうがいいでしょう。
私の場合はコロナ禍初期のころは不織布マスクを使用していたのですがすぐに汗でぐずぐずになり一回のランニングで5つほど消費することもありました。
それ以来、あまりにコスパが悪いのでネックゲイターやメッシュ素材のマスクをとっかえひっかえ使用して来ました。
今回は実ずっと気になっていたD&Мのランナーマスクを入手。
というわけで、このD&Mランナーマスクを着用して真夏日(34℃)の中ランニングしてきたので使用感などを徹底的にレビューしてみたいと思います。
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D&Mランナーマスクの超徹底レビュー!
記事の構成
- 楽天・アマゾンでの口コミ
- マスクの付属品・外観など(画像あり)
- 着用画像
- マスクを着用して34℃の中28㎞走った時の使用感
- アンダーアーマーのマスクとの比較
- オススメポイント
- イマイチポイント
以下では、D&Mランナーマスクについて上のような7項目に関して書いていきたいと思います。
楽天・アマゾンでの口コミ
ここでは大手ショッピングサイトの楽天・アマゾンでのD&Mランナーマスクの口コミ・レビューを見ていきます。
いい評価
雑誌に載っていたので家族用に購入
呼吸もしやすいし、メガネも曇らない、洗って何度でも使えるってことで
しかも色別で個人別け出来るので助かります(笑)
少し耳の部分が小さめですがスポーツ用のマスクでは1番だと思います!
夏でもこれならつけたままスポーツできます!
苦しくないです。中に入れるフィルターも予備が付いているので衛生面でもバッチリだと思います。
まぁ今回私は炎天下(34℃)の中ランニングしているので詳しいレビューはまた後程。
感染症対策にはならないが、とにかく息がしやすいマスクを探していたので満足。子供が体育のシャトルランやマラソンでもマスクを外しづらいと言うので。
まぁそもそもマスクをするのは飛沫を少しでも抑えようという目的なので仕方がない面もあるかもしれませんね。
わるい評価
スポーツ時のマスクとして購入しましたが特殊フィルターの匂いがきつ過ぎて着用できず…洗って再度挑戦してみます。
まぁ、私も色々なスポーツマスクを試しましたが臭いが気になるものは結構ありましたね。
洗ってから使うほうがいいかもしれません。
通気性が良いとのこと.鼻がメッシュでしか隠れていないので当然.
何故かスポンジが強烈な臭いを発していました.すぐ洗いました.
自分が飛沫を飛ばさない程度のものです.
過度な期待はできません.
なので、マスクをせずに走っている人がいたらやはり自分から避けるようにしないといけないかもしれませんね。
ジムで使う為にこの商品を買って使っているので通気性の良さが気に入ってもう一度購入しました。
同じLサイズ購入のはずだけど、前回買ったのより全体的に大きいです。
耳が痛くならないのは良いけれど顎が余るのが見た目イマイチ。
キツイよりは良いのでそのまま使います。
顔があまり大きくないという方は普段選ぶサイズよりも小さめを選んだほうがいいかも?
鼻の部分がガバガバでマスクとしての機能を果たせてません
内側にセットする特殊フィルターも一々付け外しする度にズレて毎回セットしなおさなきゃいけないから面倒
値段相応の価値があるかといったら、はっきり言ってないでしょう
このマスクを買うくらいだったら少し割高でもアンダーアーマーのマスクを買った方が100倍マシです
実は私はアンダーアーマーのマスクも持っていて、今回同様に34℃ほどの気温の中走ったことがあるのですが、個人的にはD&Mランナーマスクの方がはるかにおすすめです。
そのあたりの根拠は後アンダーアーマーのマスクとの比較も含めて後で書いていこうと思います。
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付属品・外観など
D&Mランナーマスクの箱を開けると上の画像のように
- 注意書き
- マスク本体
- 特殊フィルター×2
が入っています。
注意書きには『マスク本体や特殊フィルタが臭うことがあるので、使用前に一度石鹸などで手洗いして乾燥させてからの利用を促す旨』が記載されています。
上の二枚の画像はD&Mランナーマスクの表裏です。
立体構造になっているため、中央部分がやや膨らんでいますね。
上の画像はD&Mランナーマスクの中央部分の拡大画像(裏表)とフィルター用ポケット(裏面にあります)です。
レビュー通り鼻の部分は完全に透けた状態になっていますね。
フィルターがない状態でも、口周りの部分は表から見ると透けて見えることはありませんでした。
また、鼻の部分には形状記憶の金属を使ったワイヤーの類はついていません。
フィルター用のポケットにフィルターを入れれば口周りの部分は完全に真っ黒な状態になります。
上の画像はD&Mランナーマスクの特殊フィルターです。
2枚入っているので長持ちしそうです。
右の画像のようにフィルターはかなりスケスケですが、マスク本体がメッシュ二重構造でこのフィルターを入れると全く透けて見えることはありません。
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着用画像
上の画像はD&Mランナーマスクを着用した画像です。
ご覧の通り、鼻はモロに透けてしまっていますね…。
また、レビューにもありましたがやはりややサイズが大きめ(L着用画像です)のようで、特にあごの部分がかなり余ってちょっとあごの長い人みたいになっています。
私は丸顔(大きくも小さくもない)なのでMサイズの方がよかったかもしれません。
実際つけて走った感想
ポイント
- 過去1、2を争うレベルの息のしやすさ
- 耳は痛くならない
- 口に張り付かないこと
- フィルターのおかげか吸気が涼しい
- 感染防御的には微妙
それではD&Mランナーマスクを着用してランニングした感想を書いていきます。
前提条件は
- 気温34℃(最高気温は36℃でしたが走っていた間の平均は34℃くらいでした)
- 湿度60%前後
- 距離28㎞
私の場合は常にマスクをしながら400㎞以上走っているのと、熱中症対策を万全に行っているということをご理解ください。
息のしやすさは?
上記の条件(気温訳34℃・湿度約60%・走行距離28㎞)の中D&Mランナーマスクをつけて走ったのですが、正直想像以上に楽でした。
まず息のしやすさについてですが、実は最初はあまり期待していませんでした。
というのも、メッシュ素材とは言えD&Mランナーマスク本体の口周りは二重構造になっていて、さらにその間にフィルターを入れるという三層構造なので正直息はしづらいのではないかと思っていました。
ところが、想像に反して驚くほど呼吸が楽でした。
耳は痛くなる?ならない?
楽天やアマゾンでのレビューには耳が痛くなるというものもありましたが、私の場合は28㎞のランニングの間全く痛みを感じることはありませんでした。
まぁ、耳が痛くなるかは肌の弱さなど個人個人によって違うものなので、一概には言えませんが比較的伸縮性のある柔らかいヒモになっているので長時間つけていても気にならないのではないかなと思います。
汗や水での口への張り付きは?
マスクをしては走ると問題になるのが、汗をかいたときのマスクの口への張り付きですが、D&Mランナーマスクは汗をかいてもまったく口に張り付きませんでした。
気温34℃の中なので頭からも顔からも大量の汗が噴き出すレベルなのですが、全く口に張り付くことがありませんでした。
入ってくる空気が涼しい?
最後にこれが一番驚いたことなんですが、D&Mランナーマスクは呼吸の吸気が涼しく感じるということです。
今まで不織布マスク・ネックゲイター・ウレタンマスク・メッシュマスクなどなどいろいろなマスクでランニングをしてきたのですが、夏場は吸気の際に熱い空気を吸うことによって体温がどんどん上がっていくのがわかるようでした。
その点、D&Mランナーマスクは特殊フィルターのおかげなのか、走ってる間ずっと吸気が外気温(34℃)に対して明らかに涼しいと感じました。
正直、気温が気温なので10㎞くらい走ったらメッシュ素材のマスクに切り替えようと思っていたのですが、替えのメッシュマスクよりも吸気が明らかに涼しいので結局最後まで着用していました。
感染防御的にはどう?
楽天・アマゾンのレビューにもあるように、D&Mランナーマスクはコロナウイルスを始めとしたウイルスや細菌を防いで感染を防御するための機能は基本的にありません。
そもそもランナーがマスクをする目的はウイルスをうつされないことよりもうつさないことに重点が置かれます。
また、マスクの装着画像のところでも分かるように鼻の部分はメッシュが一枚で鼻が透けて見えるくらいでノーズワイヤーも入っていないのであの部分に他人の飛沫がかかれば鼻から感染することも考えられます。
もう一度書きますが、ランナーのマスクは基本的に飛沫の拡散を抑えることが目的なので感染防御を目的とするならば不織布マスクをして走るしかありません(不織布マスクも感染防御が目的ではないですが、いくらかマシでしょう)。
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UA(アンダーアーマー)スポーツマスクとの比較
※UAスポーツマスクは初期型を使用しました。
上に、簡単にD&MランナーマスクとUA(アンダーアーマー)スポーツマスクの比較表を書いておきました(5段階評価です)。
ちなみに、スポーツマスクを購入、着用してランニングしたのは昨年の夏でその時の気象条件は今回と大体同じ(気温34℃・湿度60%前後)でした。
上の画像はUA(アンダーアーマー)スポーツマスクですが、見てわかる通りD&Mランナーマスクよりもはるかに分厚いです。
そのため、呼吸のしやすさは断トツでD&Mランナーマスクの方が上です。
また、デザインに関してですが、まぁこれは好みにもよりますがD&Mランナーマスクは大きめであご部分が余ってしまうためお世辞にも良いデザインとは言えません。
ですので、デザイン的にはUAスポーツマスクの方が上かなと個人的には思います。
続いて汗や水・雨などによる口への張り付きに関してですが、これは正直UAスポーツマスクはお話にならないレベルです。
気温34℃湿度60%ともなると2~3㎞付近ですでに汗による目詰まりで若干苦しくなり、それでも我慢して走ったのですが5㎞付近ではほぼ完全に目詰まりを起こしてしまい、結局持参した不織布マスクに切り替えました。
また、UAスポーツマスクは画像のように口・鼻とマスクの間に比較的大きなスペースができるのですが、夏場はここに温かい空気が滞留して呼吸のたびにその空気を吸い込むのでかなり体温が上がります。
そういった意味で、呼吸のしやすさ・口への張り付き・吸気の温度の面でははるかにD&Mランナーマスクの方が優秀です。
感染防御に関してはUAスポーツマスクの方が上です。
素材が分厚いことと、上の画像のようにノーズワイヤーがついているのでぴったりと顔にフィットします。
とは言えやはりマスクというのは感染防御よりも飛沫拡散を抑制することが目的なので過信はいけません。
最後にコスパですが、初期型UAスポーツマスクは3300円、D&Mランナーマスクは2420円となっていて、上記の感想からも個人的にはD&Mランナーマスクの方が上だと思います。
UAスポーツマスクは私が指摘したような内容で酷評を受けたのか、第二世代が発売されていてそちらの方は薄型軽量涼感に加えて価格が抑えめとなっているようです。
機会があれば新型UAスポーツマスクを手に入れて併せてレビューしてみたいと思います。
イマイチポイント
ここはイマイチ
- 開封時の臭い
- 大きめなつくり
- 決して安くはない
楽天やアマゾンの商品レビューでも散見されたように、D&Mランナーマスクは開封時にかなりの異臭がします。
特に特殊フィルターは結構強烈な臭いがするので、そのまま使用すると気分が悪くなる人もいるかもしれません。
ただ、私の場合ただ水で洗ってドライヤーで乾かす程度でランニング中もほとんど気にならないレベルにまで臭いが落ちたのでそこまで不満な点ではありませんでした。
また、これはすでに散々書いてきましたが、かなり大きめのつくりになっていて特に私の場合あごの部分が結構余ってしまいました。
これは飛沫拡散の予防効果にも関係あるので、ワンサイズ小さめでもよかったかなと少し後悔しています。
面長の方は普段通りのサイズでいいかもしれませんが、私のように丸顔の方はワンサイズ小さめを選んだほうがいいかもしれません。
最後に価格面ですが、D&MランナーマスクはSサイズが1980円、M/サイズが2420円とマスクにしてはそれなりに高価です。
実際ランニングに使ってみた感想を踏まえると個人的にはコスパは悪くないかなとも思いますが、躊躇する人がいるだろうなという値段だとは思います。
オススメポイント
ここがオススメ
- 息のしやすさ
- 汗をかいても口に張り付かない
- 吸気する空気が涼しい
実際に着用してランニングをした感想のところでも書いたことではありますが、D&Mランナーマスクのオススメポイントについてご紹介します。
まずやはり圧倒的に息がしやすいというのがオススメポイントのトップだと思います。
私は不織布マスク・ネックゲイター数種・メッシュマスク・ウレタンマスクなどなどありとあらゆるマスクを着用して春夏秋冬走ってきましたが、D&Mランナーマスクは1,2位を争うレベルで呼吸が楽です。
もちろん、実際はスケスケのメッシュ二重構造みたいな感じのマスクの方が呼吸自体は楽だったりするのですが、あれは正直飛沫の拡散の予防にはなりません。
ただ、そのスケスケのメッシュマスクと比べても遜色ないくらいに呼吸が楽なのは驚きのひとことでした。
また、汗や雨(豪雨はダメかも)による口の張り付きは全くなく、34℃・湿度60%の中28㎞は最後まで走りきることができたのも驚きでした。
さらに、特殊フィルターのおかげかどうかは分からないのですが、気温34℃の中のランニングでも吸った空気がちょっと涼しく感じられるというのがかなりアドバンテージではないかなと思います。
おそらく、特殊フィルターが汗や呼気に含まれる水分で濡れ、息を吸った時の空気の気化熱を奪って涼しい風が入ってくるのかもしれませんが、正直34℃の中のランニングではかなり助かる効果だと思いました。