【関連記事】【徹底比較】完全ワイヤレスイヤホン Ambie AM-TW01 と SONY Link Buds(リンクバッズ)のレビュー!
どうも、一発屋です。
だいぶ更新の期間が開いていましたが新年一発目の記事は商品レビューです。
私はランニングが趣味ということもあり、ランニング中に音楽を聴くためにこれまで何度もイヤホンを購入しています。
防水性能がある程度必要というのは大前提ですが、私が使用してきた歴代イヤホン達は、
- 有線防水イヤホン
- 有線防水ワイヤレスイヤホン(スピーカー部分がつながったタイプ)
- 防水完全独立型ワイヤレスイヤホン(スピーカー部分が独立しているタイプ)
といった感じで推移してきました。
最近では完全独立型のワイヤレスイヤホンを使用することが多いです。
個人的に、ランニング中ワイヤレスイヤホンを使っていて気になるのが
- 防水性
- 遮音性
- 付け心地
なのですが、大体どのイヤホンを使っていても一長一短といった感じが否めませんでした。
そんな時に見つけたのが、Ambie(アンビー)のワイヤレスイヤホン、sound earcuffs(サウンドイヤカフ) AM-TW01。
今までの不満点をほぼすべて解決(違った不満はあるけど…) してくれたワイヤレスイヤホンでとても気に入っています。
というわけで今回の記事ではAmbie sound earcuffs AM-TW01(アンビーサウンドイヤカフAM-TW01)を、主にランニングに使用した感想を中心に徹底的にレビューしてみたいと思います。
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アンビーサウンドイヤカフ AM-TW01 レビュー
さてここからはいよいよAmbie sound earcuffs AM-TW01のレビューを書いていくわけですが、大まかな流れとしては以下のように書いていくので、知りたい内容のところだけでも見ていってください。
- 開封の儀
- AM-TW01の基本スペック
- 音漏れに関して
- 音質に関して
- 耳は痛くなる?
- ランニングに使用した感想
- AM-TW01の良いところ・イマイチなところ
- おすすめの使用方法・使用シーン
開封の儀
それではあまり意味のない自己満の開封の儀から。
帯で留められた箱を開けると縦長の充電ケースがお目見え。
左上は100円ライターとの比較画像。
とても小さくて軽い!
ケースを開けると真ん中の画像の用にイヤホン本体が収納されています。
付属品は右の画像にあるように
- 充電ケース+イヤホン本体
- 充電用USB Type-Cケーブル
- 取り扱い説明書
の3点です。
イヤホン本体の外観は上の左と真ん中を見てみてください。
イヤホン本体は柔らかく非常に触り心地のいい樹脂で被覆されています。
Ambie sound earcuffs AM-TW01は物理ボタンによって操作するのですが、ボタン自体も樹脂に覆われています。
上の右の画像に物理ボタンの大まかな位置を示しています。
ボタン操作は初期設定状態では
- 左右イヤホンともにボタン1回→再生/停止
- 左側イヤホンボタン2回→前の曲へ
- 右側イヤホンボタン2回→次の曲へ
- 左側イヤホンボタン長押し→音量ダウン
- 右側イヤホンボタン長押し→音量アップ
- 左右イヤホンともにボタン3回→音声アシスタント(Siri等)
となっています。
ちなみに、iOS/android対応のAmbie専用アプリがあり、これをダウンロードすることでボタン設定をカスタマイズすることが可能です(上の画像参照のこと)。
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基本スペック
Ambie sound earcuffs AM-TW01の大まかなスペックは上の表のようになっています。
開封の儀のところでも触れましたが、ケース・イヤホン本体ともにとても軽いです。
ランニングで使用する私としてはうれしい限りです。
ケースも非常にコンパクトなのでパンツのポケットやカバンのサイドポケットに入れてもかさばらないのもいいですね。
また連続使用時間は満充電時で約6時間と、長時間ランニングする私にはぴったりでした。
防水性能はIPX5となっており、これは防水性能に関する9つ(0~8まで)ある等級の上から4番目の防水等級で『あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない』というものです。
詳しいことはイヤホン・ヘッドホン専門店eイヤホンさんのブログに実際の実験とともに詳細に記載されているので興味のある方は見てみてください。
Ambie sound earcuffs AM-TW01はマルチペアリングに関しては4台まで対応していますが、マルチポイントには対応していないので注意が必要す。
充電ケーブルはUSB Type-Cケーブルとなっていて、ニンテンドースイッチの充電ケーブルなどでも充電することができます。
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音漏れに関して
まず最初に言っておくとAmbie sound earcuffs AM-TW01は
前提としてイヤーカフ型つまり開放型のイヤホンというのはもれなく音漏れするので、『大音量で迫力のある音楽を聴きたい』といったニーズには全く合っていません。
そもそも開放型のイヤホンを使用する目的が『周辺音も聴ける』ことであるので、カナル型やインナーイヤホン型などの耳の穴をふさぐタイプのイヤホンとは根本的な使用目的が異なると言えます。
どくらい音漏れするのか気になる方も多いと思いますので、以下では
- 音漏れ実験動画
- シーン別おすすめ音量設定(参考)
に分けて記事を書いていきます。
音漏れ実験動画
実験の条件
- シリコン製の耳の模型にイヤホンを装着(音漏れ2号以下画像あり)
- 全指向性のコンデンサマイクで音を測定
- マイクはiPadmini(第5世代)に接続
- 静かな屋内で測定
- イヤホンとマイクの距離は30cm・60cm・100cm
- 音量は各距離ごとに35%・50%・75%
音漏れ実験の条件は上記の通りです。
また、音漏れ2号とは上の画像のように、トレーニング用のメディシンボール(5kg)にシリコン製の耳の模型を張り付けそれにイヤホンを装着したものです。
音漏れ実験には著作権フリーの楽曲『Bring Me Back To Wonder(歌:gabi dipace)』を使用しました。
マイクの性能や環境によっては聴こえ方は異なる可能性もあるので、あくまで参考として見てみてください。
音量35%距離30cm
音量35%距離60cm
音量35%距離100cm
音量50%距離30cm
音量50%距離60cm
音量50%距離100cm
音量75%距離30cm
音量75%距離60cm
音量75%距離100cm
シーン別おすすめ音量設定(参考)
シーン別のおすすめ音量設定は大体上の表のようになっています。
Ambie sound earcuffs AM-TW01を接続したのはiPhone12mini・AppleWatchシリーズ5で音楽を再生したアプリはApple Musicです。
まず、だれもいない部屋で音楽を聴いたりテレワークで会話をするのであれば任意の音量設定でOKです。
オフィスや大学のイスなど1m以内に人がいる静かな部屋の場合は基本的には使用を推奨しません。
聴く音楽の種類にもよりますが10%くらいでも聞こえる人には聞こえる場合があります。
続いて電車内ですが、満員電車の中では使用は控えた方がいいでしょう。
まず間違いなく隣の人に音が聞こえます。
空いている電車内であれば近くに人がいなければ電車の音もあるので30%程度であれば気にならないレベルだと思いますが基本的に使用は推奨しません。
人通りの少ない歩道などでは50%程度でもたまにすれ違う人にはガッツリ聞こえるレベルではありますが気にならない程度だと思います。
逆に人混みではすれ違う人の数・頻度が高いので中には『なんだこいつ?』みたいな顔をされることもあるかもしれないので40%程度。
国道沿いなどの道は車の音がかなり騒がしいので70%程度にしてもおそらく目立たないと思います。
最後にランニング時ですが、人通りの少ない道では自分の足音が目立つので歩行時よりは大きめの60~70%。
コロナもあるので基本的に人混みを走る想定はしていません。
また、国道沿いの道をランニングするようなときは正直80%くらいに音量を上げても聴き取りづらいです。
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音質に関して
まず最初にズバリ言うと
です。
Ambieのメーカー公式サイトによればソニーの音響技術を活かした高感度ドライバーユニット搭載のスピーカーが内蔵されており、高レベルな音響性能を発揮するそう。
音質のことに関してはど素人なので専門的なことは言えないのですが、確かに音がかなりクリアに聞こえる印象です。
ただ、開放型ということもあって低音域(ドラムやベースなど)の聞こえ方はやや微妙かなといった感も否めません。
音楽を聴くイヤホンとしては音質はイマイチと言わざるを得ないのかもしれませんが、どちらかというと高音質スピーカーと考える方がしっくりくるかもしれません。
耳は痛くなる?
これも先にズバリ言うと
です。
まぁネットで調べてみると痛くなるという意見もちらほらあるようなのですが、個人的には全くと言っていいほど痛くなりません。
私が利用するのは主にランニングの時ですが、これまでで最長6時間ほどランニングで使用したことがありますが全く痛くなることはありませんでした。
カナル型やインナーイヤホン型のイヤホンを使っていた時は耳の穴の壁の部分が痛くなることが多かったのでこれはかなり助かりました。
ただ、装着に慣れないうちはつけ外しの時に耳を強くこすることがあるのでその部分が赤くなってやや痛くなることはあります。
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ランニングに使用した感想
オススメポイント
- 蒸れにくいので痒くなりにくい
- アップダウンの激しい道でも落とさない
- 多少の雨なら気にならない防水性能
- 物理ボタン操作なので汗をかいても誤操作なし
- 耳をふさがないので周辺音が聞こえて安心・安全
- 着地時の音飛びほぼなし
Ambie sound earcuffs AM-TW01のおすすめ用途は色々あれど、個人的には
です。
私もランニング歴が長いので様々なタイプのワイヤレスイヤホンを使用してきたのですが、どれも一長一短でその『短』の部分をほぼすべてクリアしたのがAmbie sound earcuffs AM-TW01と言っても過言ではないかもしれません。
まず、耳をふさぐタイプのワイヤレスイヤホンで気になっていた蒸れ・痒みに関してですが2週間くらいランニングに使ってみてほとんど気にならないレベルです。
耳をふさぐタイプのワイヤレスイヤホンでは蒸れて痒くなってイヤホンを外した時に手元が狂ってイヤホンを落としたりしたものですが、耳に挟むタイプなので落下の危険もまずないです。
そもそもつけ外しの必要がないのが便利です。
私はトレイルランニングが好きなのでアップダウンの激しい道を走ることが多いのですが、イヤホンが落下する心配はほぼありません。
また、今のところ小雨と雪の中でしか走っていませんが動作は全く問題ないようです。
一時期、タッチセンサー付き防水ワイヤレスイヤホンを使用していた時があったのですが、雨や真夏の汗だくの中で走ると誤操作が多く正直使い物になりませんでしたが、やはり原点回帰の物理ボタンは誤操作がなくてランニング向きだと思います。
また、耳をふさぐタイプのイヤホンをしてランニングするときに怖いのが周辺音がまったく聞こえなくなることです。
ほんの一時期ですが、両耳にワイヤレスイヤホンをしながら走っていたのですが、その状態で音楽を流すと周辺音は全く聞こえなくなり、後ろからくる車や自転車に気づかずけっこう危ない思いをしたものです。
それからは片耳だけにイヤホンをしてランニングするようになったのですが、音の臨場感は激しく損なわれるうえに片方だけつけているせいか集中力もさがる始末。
その点、イヤカフ型のAmbie sound earcuffs AM-TW01は開放型で周辺音が聞こえて安心・安全な上に片耳イヤホンで聞くよりも音質や臨場感がはるかに良いです。
また、安物のワイヤレスイヤホンではランニングの時の着地時によく音飛びするものでしたが、2週間の使用で音飛びは一度もないという結果でした。
個人的な感想ですが、ランニングのためにあるワイヤレスイヤホンではないかなと思えるほど気に入りました。
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Ambie AM-TW01の良いところ・イマイチなところ
ここではAmbie sound earcuffs AM-TW01を使用してみて良かったところ・イマイチだったところをまとめて書いていきたいと思います。
ランニングに使用した感想のところと被るところがあるかもしれませんがご容赦を…。
良かったところ
いいねポイント!
- 耳が痒くならない
- 圧迫感がなくつけてることを忘れるくらいの装着感
- 激しい運動でも落ちない
- IPX5の防水等級で汗も気にならない(
シャワーでサッと洗うくらいは問題なし、 ただしスピーカ側から当てない方がいいかも) - テレワーク中でも周辺音(人の声・チャイムの音・ドアの開け閉め音など)が入るので安心
- 作業BGM用に最適
- 物理ボタンなので誤操作しにくい
- ボタンはシリコン被膜の中なのでデザインを邪魔しない
- 耳の穴に入れないので汚れにくい
- 静かな部屋で聴くと開放型とは思えないくらいの没入感がありなが
ら環境音はしっかり聴こえる
Ambie sound earcuffs AM-TW01を使ってみて良かったと思うところをざっと挙げてみました。
やはり開放型ということもあって、圧迫感が全くないのはパソコン作業などしている時はとても助かります。
私は主にランニング中の利用ですが、テレワークの会議・PC作業中のBGM用の利用もかなりおすすめだと思います。
耳を完全にふさいでしまうと、チャイムの音が聞こえなかったり家族の声も聞こえなくて不便なことがありますが開放型のためそういった心配もありません。
また、勉強やPC作業中に集中力を高めるためにイヤホンで音楽を聴く人も多いと思いますが、圧迫感がなくそれでいて臨場感のある音質を楽しむことができます。
カナル型やインナーイヤホン型のイヤホンでは耳垢等でスピーカーが汚れることがあるので、つまようじなどで定期的に掃除をする必要がありますが、イヤカフ型の場合耳垢等で汚れる心配はほとんどありません。
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イマイチなところ
イマイチポイント
- マスクを外すときによく引っかかる
- 耳の形によって聞こえ方に差がある
- 慣れるまで付けるのに手間取る
- 音質はいいが、
環境音が入ってくるのでやはり挿入型のイヤホンと比べると臨場感が劣る - 音量によっては音漏れがかなり気になるレベルなのでTPOを選ぶ
Ambie sound earcuffs AM-TW01を使ってみてちょっとイマイチかなというポイントを挙げてみました。
まず、コロナ禍ならではのポイントなのですが、AM-TW01を着用した状態でマスクをつけている場合、マスクを外すときに高確率でイヤホンにマスクのゴムが引っ掛かります。
一度引っかかると鏡をみて取るか、イヤホン自体を外す必要があるのでちょっと面倒です(初めから鏡を見ながら外せばいいのですが…)。
また、イヤホンを私以外の何人かにつけてもらって同じ音量で同じ音楽を聴いてもらったのですが、聞こえ方にけっこう差があるようです。
おそらく耳の形によって聞こえ方が違うのだと思いますが、人によっては50%程度の音でもよく聞こえるのに70%でも微妙に聞こえづらいという人がいました。
それと、これは慣れの問題ですが、イヤカフ型ということで最初はつけるのに結構手間取ります。
個人的には、反対側の手で耳たぶを引っ張りながらやや斜め下から斜め上に向かうようにするとスムーズにつけることができるように思います。
用途によるので一概にイマイチポイントとも言えませんが、周辺音が入るのでやはり音質や臨場感・没入感は同価格帯のカナル型・インナーイヤホン型のイヤホンには劣ると言わざるを得ません。
ですので、音楽専用で購入を考えている方には正直全くおすすめはできません。
また、音漏れに関してのところでも書きましたが、最低音量でもそれなりの音が漏れるので使用に際してはTPOを選びます。
逆にTPOを考えて使えばその条件の下で最大限の効果を発揮するのでそこまでデメリットにはならないとは思います。
おすすめ使用方法・使用シーン
シーン1
ランニング・ジョギング・ウォーキング
Ambie sound earcuffs AM-TW01のオススメ使用シーンの一つ目はウォーキングやランニングなどのスポーツ時です。
これはランニングでの使用感のところでも書いた通りで本当にランニングのために産みだされたのではないかというほどおすすめです。
シーン2
休日の1日中どこでも
Ambie sound earcuffs AM-TW01オススメポイントのネックとなっているのが『つけているのを忘れるほどの快適さ』です。
カナル型などの耳の穴に入れるタイプのイヤホンでは1日中ずっとつけた状態で過ごすというのは現実的ではありません。
周辺の音や人との会話のために必ず何度もつけ外す必要があるからです。
その点、イヤーカフ型のAM-TW01は『つけ外し』という動作なしに周辺音を聞いたり人と会話ができ、集中して周辺音を聞きたい場合でも『ボタンのオンオフ』のみによってそれが可能となります。
このため、シームレスにイヤホンによる音楽を楽しむことができるのであとはTPOに合わせて音量を上げ下げするだけで1日中イヤホンをつけていられるという魅力があります。
さすがに社会人が平日に1日中つけているのは難しいと思いますが、休日であれば朝装着して公園までの散歩の間音楽を聴き、カフェに入って少し音量を下げてコーヒーとともにリラックス、友達と会って映画を見て小さい音量でBGMをかけてお酒を楽しんで…などすべてのシーンAM-TW01とともに楽しむことができるわけです。
日常のあらゆるシーンに自然な形で溶け込むイヤホンとしてかなりおすすめのガジェットだと思います。
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