さてさてそういったところで今回はかなり久々の人力車ネタを書いていこうかなと思っています。
一発屋が人力車を牽いていたのは有名な観光地である浅草なのですが、人力車でお客さんを観光案内する上で欠かせない情報の一つが浅草のグルメ情報になります。
中でも浅草のグルメで特に有名なものと言えば天ぷらで、これを目当てに浅草を訪れるお客さんも少なくはありませんでした。
そこで今回の記事では『元人力車の車夫がおすすめする』と題して、浅草の天ぷらの名店を厳選して三つご紹介したいと思いますので、ぜひ浅草観光の参考にしてみてください。
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浅草で天ぷらと言えばこの三店!
浅草には天ぷら屋さんだけでもかなりの店舗数があって、どこに入ればいいのかわからないよといった方も多くいらっしゃると思います。
そんな時は観光も兼ねて人力車に乗ってみれば、車夫の軽快なトークともにお得なグルメ情報が聞けてまさに一石三鳥でかなりおすすめです。
しかし、『いやいやとりあえず天ぷらのお店が知りたいんだけど』という皆さんのために今回は元車夫の私がおすすめする天ぷらの名店をご紹介しますね。
雷門 『三定』
浅草と言えば雷門・浅草寺ですが、その雷門のすぐとなりという大変わかりやすい場所にあるのがこの『三定(さんさだ)』さんです。
天ぷらと言えば『えび』と考える方がほとんどだと思いますが、こちらの三定さんでおいしくて有名なのが『かき揚げ』になります。
天丼にはでっかいエビが入ってなくちゃあなという人は別として、私が特におすすめするのが『中かき丼』です。
この『中かき丼』は芝エビとイカと貝柱をふんだんに使用したかなりボリュームのある丼ものになっています。
お値段が2425円(2017/7月現在)と他の丼に比べたら少々お高めかなと言ったかんじではありますが、一度食べてみる価値のあるお食事だと思います。
かき揚げだけこんなにいらないかなという方には天丼にも小さいかき揚げが入っているのでそちらを注文するといいでしょう。
この三定さんは雷門すぐとなりという好立地のため特に休日・祝日ものすごく混むので、休日祝日に行く場合はお昼のピーク時をずらした方がいいかもしれません。
あるいは休日祝日を避けての来店が無難と言えるかもしれません。
三定さんに入れなくても後二つ天ぷらの名店をご紹介するので安心してくださいね。
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大黒屋 天麩羅
浅草で天ぷらのお店と言えばここ!というくらい超が付くほどの有名店がこちら『大黒屋』さんになります。
旅行ガイドブックで目にする方も多い大黒屋さんですが、最近では海外の観光客向けのガイドにも掲載されることが多く、外国のお客さんにも人気の天ぷらの名店です。
特徴はなんといってもカラッとキツネ色に揚げられたご飯が見えないほどの特大の海老天になります。
みなさんがよく目にする天ぷらよりもやや茶色がかって見えるのは、天ぷらを揚げる時にごま油だけを使って揚げているからです。
私も現役車夫の時は大黒屋さんの横を人力車で通るたびに天ぷらを揚げるごま油のいい香りにお腹を鳴らしていたものです。
とにかく浅草にお越しの際はぜひ食べていただきたい天ぷらの一つですが、先ほどの三定さんと同様人気店ですので祝日・休日の利用は大行列を覚悟しなければならない可能性があります。
この人気ゆえか大黒屋さんは瓦屋根で出来た趣のある店舗の本店とは別に、すぐ近くに別館が用意されています。
味自体は全く変わらないのですが、観光でいらっしゃった皆さんはどうせなら趣のある本店で食べたいと考える方が多いようで本店に行列を作っています。
ですのでとりあえず浅草の名店の味を食べたい、という方は別館で食べるという選択肢もありだと思います。
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天麩羅 葵丸進
こちらは浅草にお店を構えて70年余りの老舗の天ぷら・天丼のお店の『葵丸進(あおいまるしん)』さんになります。
葵丸進さんはまだ車夫になりたての頃でお金もない時に、地元のお店のお勉強のために食べに行き、お金が足りなくておまけをしてもらうという大失態を犯したことを覚えています。
こちらの天ぷらのおいしさは折り紙付きであることは言うまでもないのですが、立地が雷門通り(雷門前の大通り)を雷門からまっすぐ歩くだけで着けるということと、七階建てのビルになっていて総席数450席という大きな店舗なので、グループや団体での利用にかなりおすすめです。
席数がずば抜けて多いので、よほどの繁忙日でない限り待たずに入れたと思いますので、歩き回ってへとへとで行列には並びたくないという方にはおすすめのお店だと思います。
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まとめ
今回、元人力車の車夫がおすすめする天ぷらの名店三選をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
どの店舗も甲乙つけがたいおいしさの天ぷらを食べることが出来るので、何度か浅草に足を運びぜひすべてのお店で食べてみてくださいね。
そして、時間が限られた観光ではサクッと濃密な観光が出来る人力車もおすすめですので是非後輩たちの人力車に乗ってみてください。
それでは今回の記事はここで終了とさせていただきます。