どうも!寝覚めが悪くてスヌーズ機能を繰り返し二時間二度寝し倒す一発屋です!( ;∀;)
さて前回の記事ではかわいらしい女の子二人を人力車に乗せた時のことを書きましたが、今回はその後日談をご紹介していきたいと思います。
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女の子二人のお父さん登場!ハンパないオーラに圧倒!
さて前回の記事でも書きましたように小学校低学年の女の子二人を人力車に乗せたわたくし一発屋。
ライディング終了時に女の子は
「また絶対乗りに来るからね!」
と言ってくれていました。
これだけですごくうれしいですし、もう何も望まないのです。
大人の世界では『また』と『絶対』ほど当てにならないものはありませんよね?(人間不信か)
しかし女の子二人を乗せてからおよそ5日後、まさかの出来事が一発屋の身に起こることになるのでした。
ある時一発屋はいつものように声かけ営業に勤しんでおりました。
すると後ろから、
「あの~、すみません。」
おそろしくダンディで渋い声で声をかけられた一発屋。
振り返ると思わず、
「濃っ(こっ)!」
と叫んでしまいたくなるような濃い顔のちょっとカタギには見えない、えらくガタイのいいダンディなおじさまがいらっしゃいました。
おじさまは、
「ちょっと前この子らが大変お世話になったそうで、えらく喜んでまして。それでまたどうしてもって言うもんで、ご挨拶もかねて伺った次第で。」
するとおじさまの後ろからヒョコっとあの女の子二人が顔を出したのです。
「また来たよ(^^♪」
このいかつい濃い顔のダンディが女の子たちのお父さんで、劇団の座長さんってことになるわけでして、言われてみればやたらと圧と言うかオーラがハンパではない感じでした。
その日は劇団の公演がお休みということで観光がてら家族サービスにいらっしゃたそうで、どうせならご自分も人力車に乗ってみようということでした。
大体の人力車の説明を終えて時間を決定する段になりおじさまは、
「とりあえずこれで回れるだけ回ってもらえますか?」
これってどれやねん、って言うかあんたら親子で全く同じこと言うんやな!、と思いながらおじさまの手を見るとそこには諭吉が三枚…(そこは親子で似てるとは言え大人やな…)
こんなに羽振りのいいお客様はめったにいらっしゃらないので一発屋も思わず、
「マジですか⁉(ありがとうございます)」
と、心の声と実際の声が逆転する始末。(;・∀・)
この時人力車に乗るのは女の子二人とお父さんの三人でしたが、小さいお子さんならば親御さんの足の上に乗ってもらえば二人分としてカウントできるので、妹さんの方をお父さんの膝の上に乗せてもらいました。
二人乗りで諭吉三枚となるとちょうど二時間人力車に乗れます(これは当時の料金設定で、2017現時点で値上げされているようです。)。
ということで渋ダンディなお父さんと女の子二人を乗せていざ人力車の旅へ出発。
二時間あると浅草の観光地を隅々まで回るだけでなく墨田区の方まで足を延ばし、東京スカイツリーを観光することもできます。
今回はお父さんが時代劇の役者さんということもあり、観光ガイドはしっかりと歴史や作法などについてご説明しながら、要所要所で記念撮影をしたりしながら、みっちり二時間まわらせていただきました。
最後にお父さんと女の子たちとわたくし一発屋で記念撮影をして、丁重に感謝のご挨拶をしたところ、
「若いのによく勉強しているねぇ。体力もあるしうちの劇団にほしいくらいだよ笑。これね、少ないけど気持ちだから取っておいて。」
おじさまの手を見るとなんとあらたな諭吉が一枚。
さすがに動揺を隠しきれない一発屋、
「え?いや、でも…そんな…」
実は人力車のバイトをしているとチップをもらうことは珍しくないのですが、この時のチップは額が額なものでしどろもどろになってしまいました。
するとおじさま、
「いいのいいの。地方巡業で転々としてるとけっこう子どもにさみしい思いさせることも多くてね。こんなに親子で楽しめたのは久しぶりだったし、お兄さんも応援してあげたいしさ。」
正直あたたかい心使いに感動して泣きそうになりました。
やっぱり、一劇団の座長ともなると違うのだなぁと思った一発屋でした。
そして、ありがたくチップの諭吉を頂戴した一発屋に最後に女の子が、
「また絶対来るからね!」
正直これはさすがに社交辞令になるだろうと一発屋は思っていました。
なぜなら、劇団の公演がその週の日曜で終了し、今度は大阪で公演するとお父さんが言っていたからです。
しかし、実はこの話はここでは終わらない意外な展開となるのでした…。