どうも!酔っぱらって間違えて無関係のお宅のチャイムをならし最終的に意気投合してそのまま飲みなおしたことのある一発屋です!(;・∀・)ヤヴァイ
さてさて今回の記事は前回の人力車バイトの体験談(人力車に乗った個性的なお客さんパート2前編)の後編となっております。
人力車バイトで見た目はガタイのいいお兄さん、でも中身はオネェさんに遭遇した一発屋。
果たして今回どうなってしまうのか⁉それでは見ていきましょう!
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意外なタイミングでオネェさんに再開⁉
人力車のバイトでガタイのいいお兄さん(以下ガタイさん)、もといオネェさんに遭遇した一発屋はその後も人力車のバイトを続け、月日は流れ就活の時期に。
一発屋も他の学生とともに就活をはじめ、人力車のバイトという就活最強アイテムを使ってガンガン内定を勝ち取っていました。
しかし、その頃の一発屋は本当は就職せずにやりたいことがありました。
親しい友人には話していたのですが、現実味がなくやめた方がいいと皆に言われていました。
悶々とした日々が続く中冬になり、財布やカードケースにたまった名刺やらなにやらを整理していたところ、ガタイさんの名刺を発見。
息抜きと社会見学もかねて友人を誘ってみたところ、面白そうだということで行ってみることになりました。
シラフで行くのはちょっと恐いかなというのもあり、ガタイさんのお店がある最寄りの駅近くの居酒屋でいい感じになるまで飲んでいざお店へ。
お店に入ると50代から60代とおぼしきママ(?)とみられるオネェさんに誘導されて席へ。
ガタイさんの名刺を見せると
ママ
「ちょっと○○ちゃぁん!アンタのお客さんよ!」
とガタイさんを呼んでくれました。
ほどなくして現れるガタイさん
ガタイさん
「ちょっと~!遅いじゃないのよぅ!」
とまるで昨日約束したかのようなテンションで一発屋の肩をバシバシたたくガタイさん。
一緒に現れた中肉さん(過去記事参照)も
中肉さん
「ホントよ~、この子ずっと待ってたんだからぁ!」
と一発屋の肩をゆするゆする。
て言うか中肉さん、アンタそんなキャラだったんかい(;・∀・)、と面食らう一発屋。
ほぼ初体験の友人の方がよほどテンパっていたのは言うまでもありません。
その後、乾杯を交わしガタイさんお得意のマシンガントークでその場は大盛り上がり。
酔いも回ってきて、場の盛り上がりもひと段落したところで、
ガタイさん
「今日はありがとね~、覚えててくれてうれしい!でもどうして今頃になって来てみたの?」
一発屋
「いや~気晴らしっすよ。今就活でストレスたまってるんす。どうせなら行ったことないところがいいかなって。それでたまたまガタイさんの名刺見つけて…。」
ガタイさん
「ふぅん、ホントにそれだけ?」
急に真剣な表情になった(ように見えた)ガタイさんをみてすべて見透かされているようで酔いがさめ鳥肌が立ったのを今でも覚えています。
実は、誰でもいいから、なんて言うと失礼ですが、話しやすくてそれでいて一発屋の人生に責任のない人に悩みを聞いてもらいたかったのは事実でした。
そこで、就活はしているし順調だけどやりたいことがあって実は迷っていることなどを話してみました。
すると、
ガタイさん
「くっだらない悩みねぇ~!そんなのどっちだっていいじゃない!アンタまだ若いんだから!アタシなんてこの歳(30代だと思っていたガタイさんは45でした)になったら夢も希望もありゃしないわよ!その分変に迷うこともないけどね!ガッハッハッハッ!」
と豪快に笑うガタイさん。
どうやら職業柄(?)たまに悩みを聞いてもらいにくるお客さんもいるとのこと。
そういう時は共感もアドバイスもしないんだそう。
一発屋も他人に答えを求めても意味がないことはわかっていたので、変にアドバイスされてもますます迷っていただけかもしれません。
豪快に笑うガタイさんを見てたら迷ってるのが馬鹿らしくなり一緒に笑う一発屋。
本当に来てよかったと思いました。
結局三時間ほど飲んで歌ってお会計をかなり割引してもらって帰ろうとしていたところ
ガタイさん
「アンタもう来るんじゃないわよ!店のお酒こんなに飲んで!」
と冗談めかして言うガタイさん。
一発屋
「いや、またおごってもらいに来ます(笑)」
ガタイさん
「んもう!早く帰んなさい!(笑)」
こうして一発屋の社会見学は終了しました。
友人もあんなに面白いものだとは思っていなかったらしく、気晴らしは大成功に終わりました。
その後、結局一発屋は一度は就職する道を選びました。
実はその会社はすでに辞めているのですがそれはガタイさんの影響も大きいと思います。
人力車のバイトをしていると本当にごくたまぁにですが人生で大きな意味のある出会いがあります。
これをご覧になった学生さんがいらっしゃいましたら濃すぎる体験をしに人力車のバイトをしてみるのもありだと思いますよ。
さてさて、いかがでしたでしょうか、元車夫が語る人力車に乗った個性的なお客さんパート2。
いい感じでまとまったところで今回のお話はこれにて終了であります。('ω')ノ