というわけでほぼ1カ月丸々放置してしまった当ブログですがまたぼちぼち更新していきたいと思いますのでよろしくお願いします。
さてさて今回のお話はおよそ2か月前にも記事にした楽天アフィリエイトのサービス改定(料率変更)のお話です。
楽天アフィリエイトを利用している皆さんそうだったと思いますが、2019年4月よりアフィリエイトサービスの大規模改定があり、その中でも報酬に直結する料率変更はかなりのインパクトを与えましたよね。
料率に関しては最低料率が2%で最大料率が8%に変更となり、1商品当たりの最大報酬額が1000円となったことでジャンルによっては報酬が激減する人もいるという内容でした。
この料率変更を含む楽天アフィリエイトの新制度が始まっておよそ2か月ということで、私の場合は収益にどのような変化があったのか、またちまたで言われているように楽天アフィリエイトは料率変更を始めとするサービス改定で本当に稼げなくなってしまったのか、実際のデータを交えながら検証してみたいと思います。
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楽天アフィリエイトサービス改定(料率変更)後2カ月レポート
まずここでは、サービスが改定された2019年4月と、2019年5月の楽天アフィリエイトの報酬単価(1商品当たりの報酬)と成約率(全クリック数に対する購入数の割合)を報告し、前年同月と比較していきたいと思います。
メモ
報酬単価(円)⇒月の発生報酬総額÷月の発生数
成約率(%)⇒月の発生数÷月のクリック数×100
2019年4月度レポートと前年同月の比較
2018年4月 | 2019年4月 | 前年比 | |
報酬単価 | 92.6円 | 304円 | +228% |
成約率 |
5.21%
|
1.64%
|
-68% |
まずは上の表を見てください。
楽天アフィエイトのサービス改定前の2018年4月の報酬単価は92.6円でサービス改定直後の2019年4月の報酬単価は304円となっています。
変化の割合は前年比で+228%でなんと3倍を超える増加となっています。
一方成約率は、前年4月が5.21%であるのに対しサービス改定直後の4月では1.64%となっています。
変化の割合は前年比で-68%でおよそ3分の2に減少しています。
2019年5月度レポートと前年同月の比較
2018年5月 | 2019年5月 | 前年比 | |
報酬単価 | 86.5円 | 199円 | +130% |
成約率
|
5.67% | 2.09% | -63% |
続いて5月のレポート。
報酬単価は前年のサービス改定前の5月で86.5円、サービス改定直後の2019年5月で199円となっています。
変化の割合は前年比で+130%でおよそ2.3倍の増加となっています。
さらに成約率は前年5月の時点で5.67%、2019年5月で2.09%となっています。
変化の割合は前年比で-63%でおよそ3分の2の減少となっています。
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楽天アフィリエイトは稼げなくなったのか考察
楽天アフィリエイトのサービス改定後の4月・5月の単価と成約率をサービス改定前の前年同期と比較してみましたが、このデータから分かるように私の場合報酬単価は激増、成約率は激減という結果でした。
この結果が報酬に与える影響と今後楽天アフィリエイトは稼げるのか稼げないのかについて考察していきたいと思います。
単価激増の影響は?
2018年4月・5月 | 2019年4月・5月 | 前年比 | |
報酬単価 |
89.1円
|
242円
|
+171%
|
成約率
|
5.46%
|
1.88%
|
-66%
|
これまでは報酬の単価と成約率だけを見てきました。
結局報酬の総額は増加したのか減少したのかと言うと私の場合今回の楽天アフィリエイトサービス改定後の報酬はやや減少するという結果でした。
ただこれをもって楽天アフィリエイトが稼げなくなってしまったと結論付けるのは早計です。
まず報酬の単価についてさらに考察してみます。
上の項では単月のデータでしたがサービス改定後の4月・5月単体のデータでは傾向が分かりづらいので2カ月通してのデータを上に用意してみました。
これによると単価の増加率は前年比で+171%でおよそ2.71倍となっています。
楽天アフィリエイトはサービス改定前には10%を超える高料率商品があり、これを狙い撃ちにしていた人は恐らく報酬単価が激減しただろうと思います。
ですが、私のように元々高料率商品狙いでない楽天アフィリエイトユーザーには今まで最低料率が1%であったことを考えれば単価は最低でも2倍以上になることは必然で、実際データにこれが表れています。
ですので、成約率(または成約数)さえ増加すればまだまだ稼いでいけるというのが私の考えです。
それではその成約率に関してさらに考察してみます。
成約率激減の影響は?
2018年4月・5月 | 2019年4月・5月 | 前年比 | |
報酬単価 |
89.1円
|
242円
|
+171%
|
成約率
|
5.46%
|
1.88%
|
-66%
|
さて上の表にあるように、サービス改定後の成約率は前年同期に比べて66%も減少しています。
まずはこの成約率の減少の原因について考察してみます。
楽天アフィリエイトではサービス改定前、商品の広告がクリックされるとその後30日間クッキー効果によってその商品を含むいかなる商品が売れても報酬が発生するというシステムが採用されていました。
しかし、2019年4月のサービス改定によって3月31日以前のクリックによるクッキー効果はすべて無効となってしまいました。
ですので、成約率が激減するのはある意味当然の結果と言えます。
さらに、サービス改定後のクッキー効果についてですが、商品広告がクリックされてから24時間以内に商品が買い物かごに入れられた場合クッキーが89日間有効となるというものに変更されました。
これによってクリックかつ24時間以内のカゴ入れという条件が付いたので、これまでのただクリックされればいいという条件よりかなり厳しくなったので成約率が減少することは当然の結果です。
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結論:稼げる?稼げない?
結論
報酬単価⇒増加傾向が維持される
成約率⇒サービス改定後3か月程度で上昇が見込まれる
結論⇒以前のように稼げるようになると推測
成約率激減の影響のところで書いたように、商品広告クリックによるクッキー効果の発生条件が変更されたためサービス変更後2、3か月は成約率減少の影響が続くのではないかと個人的には考えています。
これはクリック後24時間以内の商品のカゴ入れによち89日間のクッキー効果が発生することからもおよそ3か月程度は成約率に影響があると考えていいのではないかという推測によります。
実際、楽天ではサービス改定後の楽天アフィリエイトユーザーの不満を見越してか2019年6月30日まで報酬が売上額の1%上乗せされるキャンペーンを打ち出しています。
ですので、サービス改定後3か月を過ぎたあたりから成約率も徐々に回復し始めるという予測と、報酬単価が高い傾向は続くとの予想を合わせると、サービス改定前以上に大きく稼げるということはないまでも以前と同レベルには稼げるようになるのではいかというのが個人的な見解です。
ただ、これまでも何度かお話しているようにすでに楽天アフィリエイトは以前のように40%を超えるような超高料率商品はありませんし、報酬の上限も1000円になってしまっています。
おそらく高額商品狙いまたは超高料率商品狙いで楽天アフィリエイトを利用していたという方はもう以前のようには稼げないだろうというのも容易に推測できます。
【2019年7月追記】
上記の通り、料率変更を含むサービス改定で2、3か月は成約率減少の影響があると書きましたが、ほぼ予測通りの結果となったのでデータとともにご報告します。
2019年6月 | |
報酬単価 | 301円 |
成約率
|
2.68% |
上の表の通り、楽天アフィリエイトの料率変更からおよそ3か月で成約率が大幅に増加(改善)したことがわかります。
表では前年比は割愛してしまいましたのでここに書くと、前年同期の報酬単価がおよそ85円、成約率がおよそ5.5%でした。
前年比で報酬単価がおよそ3.5倍、成約率がおよそ半分、バナーのクリック数はほぼ横ばいだったので、結果的に報酬は前年同期をはるかに上回る数値となりました。
サービスの変更による成約率の減少は今のところ予想通り限定的なので、おそらくこれからも続く可能性の高い料率変更による報酬単価の激増によってこれ以降も、以前と同様以上には稼いでいけるのではないかというのが私の推測です。