個人間で商品の売り買いが出来る便利なサービスであるメルカリやラクマ。
今まで使ってなかったけど簡単便利に不用品を売ってお金が入るので、新規で使い始める方が年々増加しているとのこと。
でも、
「始めてみたいけどなんか変な人に絡まれたりするんじゃないかな…」
「最低限のマナーを知った上でアプリを使い始めたいかも」
という初心者の方もけっこういらっしゃるのではないでしょうか。
確かにメルカリ・ラクマにはちょっと変な人もいないことはないのですが、基本的にルールとマナーを守って利用している分にはめったなことで絡まれたりトラブルになることはありません。
そこで、今回の記事ではメルカリに次ぐ人気フリマアプリであるラクマの取引における注意しておきたいマナーについてご紹介していきたいと思います。
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トラブル回避のためのラクママナー集
ここからは主にフリマアプリ初心者さん向けに、ラクマで取引する際のトラブルを未然に防ぐために知っておきたいマナーについてラクマ公式ガイドを参考に私の経験も交えてご紹介していきたいと思います。
ラクマの利用は
- 取引前(出品・コメントによる交渉)
- 取引中(コメントやり取り・発送手続き)
- 取引後(商品確認・受け取り評価)
の3つのステップがあるのでそれぞれについて注意すべきマナーについて書いていきます。
ただ、ご紹介するマナーを実践することによってスムーズにお互い気持ちよく取引が可能で、取引後の高評価にもつながるので実践して損はありません。
取引前のマナー
- コメントしっぱなしで放置しない
- コメントする前に他のコメントを確認する
- コメント、購入申請をする前にプロフィールを確認する
- いきなり値下げ交渉をしない
- 失礼な言葉づかいをしない
- 商品の出品前に商品の状態をよく確認して商品情報に記載する
- 『専用出品』による取引はなるべく避ける
取引前に注意した方がいいマナーは大体上のようなものになります。
それではそれぞれについて詳しく見ていきましょう。
コメントしっぱなしで放置しない
ラクマの商品ページをしたにスクロールしていくと上の画像にあるような『コメント欄』がでてきます。
このコメント欄で商品に興味を持った人が
- 商品についての質問
- 商品の値下げ交渉
などをしていくことになるのですがマナーとしてコメントのしっぱなしはしないようにしましょう。
ラクマを利用する人の中には仕事をしていたり忙しい人が多くいるのでコメントの返信自体が難しい人も少なくありません。
時間を割いて質問に対する返信をしてくれているのに、回答が得られたことに満足してコメント放置してしまうのはちょっと失礼だと考えられます。
そういう人は取引しても取引中のメッセージが遅かったり、あるいはまったくなかったりとトラブルの種になりやすいので私の場合はコメントを放置する人は即ブロックしています。
このようにコメントの放置をしているとブロックされ、買いたいときに欲しいものが買えないなんてことにもなりかねないのでできればコメントの放置はしないようにするのが無難です。
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コメントする前に他のコメントを確認する
一つ前のところでも触れたように、ラクマの利用者は仕事を持っていてあまり時間のない人も少なくありません。
そんな時に商品に関する全く同じ質問を何度もされたらどう思うでしょうか。
さすがにこんなことでは私もブロックしたりはしませんが
と思うと思います。
細かいことを確認しない性格ということは、商品ページの商品説明もよく確認しない可能性が高く、仮に購入してもらっても「思ってたものと違う」というクレームを入れてくる可能性があります。
ですので、もしもみなさんが出品者側でこのような人をみかけたらなるべく取引しない、あるいは購入者側ならば必ず他のコメント確認するようにしましょう。
コメント、購入申請をする前にプロフィールを確認する
これも前2つにちょっと関係してくることなのですが、商品を購入(または購入申請)する際はあらかじめ出品者のプロフィールを確認するようにしましょう。
これには以下の2つの理由があります。
- 取引に関する出品者の状況(状態)が記載されていることがある
- 出品者の評価を確認するため
先ほども触れたように、出品者によってはかなり忙しい人もいるのでコメントの返信が遅くなったりすることが考えられます。
そのような場合、出品者のプロフィールに状況が書かれていることがあるのであらかじめ確認しておくことによってこちらも不用意にイライラさせられることもなくなります。
また、出品者プロフィールには全取引の評価が記載されていてこれを確認することもトラブルを防ぐためにとても大切です。
中にはたくさんの『悪い評価』を付けられている出品者もおり、このような出品者と取引するとほぼ確実にトラブルに巻き込まれると言ってもいいでしょう。
出品者のプロフィールは上にある2枚の画像のように、
- 商品ページ中段付近にある出品者アイコンをタップ
- 出品者ページの『プロフィール』をタップ
- 取引評価を確認
- 自己紹介を確認
のように確認してみてください。
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いきなり値下げ交渉をしない
ラクマはアプリによる個人間取引なので、人の顔が見えないため面と向かっていればするであろう最低限のマナーを忘れがちです。
最もよくあるのが、商品ページのコメント欄でいきなり何の挨拶もなく値下げ交渉をすることです。
これは言葉づかいが悪くなければそこまで非常識的な行為とまでは言えないのですが、心証を悪くしてブロックされてしまうこともあり得るので、出来るだけコメント欄でいきなり値下げ交渉するのは避けましょう。
値下げ交渉をしたい場合は文章の始めに
- 初めまして
- コメント失礼します
などと書いたうえで交渉をすすめるといいでしょう。
失礼な言葉づかいをしない
ラクマを利用するユーザーは年齢も性別も生活環境も多種多様です。
自分のコミュニティでは失礼に当たらない言葉づかいでも中には無礼に感じる人もいることは事実です。
ですので、最低限の敬語を使うように心がけましょう。
また、敬語を使っていても非常に上から目線でものを言う人がたまにいるのですがこれはかなり心証が悪いのでやめましょう。
以前、私が出品した商品の値下げ交渉をしてきたとても丁寧な言葉づかいの購入希望者がいたのですが、値下げをお断りすると
「こちらはだいたいの相場をお教え差し上げているわけで、なぜ傲慢にも値下げ交渉に応じないのか」
とのおしかりを受けたことがありました。
言わずもがなラクマはフリマアプリである以上、価格の設定は完全に出品者側にゆだねられているわけでどんなに非常識な価格でも文句を言われる筋合いは毛頭ないのです。
というわけで、たとえ丁寧な口調で善意からコメントしたとしても上から目線の押し付けのような行為は単なる慇懃無礼なので控えるようにしましょう。
商品出品前に商品状態をよく確認して商品情報に記載する
ラクマ等のフリマアプリ取引で最も多いトラブルの1つが商品状態に関する出品者と購入者との間での感じ方の違いです。
ラクマでは(それ以外でもそうですが)商品ページには
- 商品画像
- 商品情報
- 商品の状態
を掲載する必要があります。
上の画像の商品ページ中段付近にある『商品の状態』を見てください。
商品の状態は
- 新品・未使用
- 未使用に近い
- 目立った傷や汚れ無し
- やや傷や汚れあり
- 傷や汚れあり
- 全体的に状態が悪い
の6つの中から商品の状態に合わせて選択することになります。
新品未使用や全体的に状態が悪いといった明らかな状態ならそこまで気を使う必要はありません。
問題はそれ以外の状態で、これは人それぞれの感じ方によって大きく違うので注意が必要です。
例えば自分では目立たない傷だと思っていたものが購入者にとっては気になってしかたない場合も多々あるのです。
そのような感じ方の違いを埋めるためには
- 商品情報に詳しい傷や汚れの状態を記載
- 傷や汚れの部位を撮影して画像にアップする
- いっそのこと1つ悪い状態まで商品状態を下げる(目立った傷や汚れ無し⇒やや傷や汚れあり等)
といったようなことをすればトラブルを回避できる可能性が上がります。
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『専用出品』による取引はなるべく避ける
少しでもメルカリやラクマなどのフリマアプリを利用したことがある方であれば上の画像のような『専用』の文字の書かれた商品ページを見たことがあると思います。
私も最初はなんのことかわからなかったのですが、これは言ってみればユーザーが勝手にやり始めた独自ルールです。
商品ページのコメント欄で値下げ交渉などをし、値段の折り合いがつくとたまに『専用にしてくれませんか?』とお願いされることがあります。
この願いを受けて上の画像のように画像に『専用』の文字を入れたり、商品名を『(購入希望者の名前)様専用』などと書くことで他の購入希望者に商品を買われないようにするというのが専用出品の目的です。
ただ、この方法はあくまで独自ルールであるためメルカリやラクマが公式に推奨するルールではないことに注意が必要です。
ラクマでもメルカリでも基本的には『早い者勝ち』が原則なので、たとえ専用になっている商品を全然別の人間が購入したとしてもアプリ運営側にとがめられることはないのです。
もちろん独自ルールとは言え、専用出品自体は規約違反でもなんでもないのでやるやらないは自由です。
ただ、仮に全然関係ない人に専用出品した商品を買われてしまった時に「○○さんの専用なのであなたには売りません」というのは規約に違反します。
このようなトラブルはかなり多くあり、購入者が通報すれば専用出品していた人は警告または利用制限を受けるのでどちらにとっても不快です。
なので、絶対にやめろとは言いませんが専用出品取引は出品者側でも購入者側でもなるべく避けるのが無難だと思います。
取引中のマナー
- メッセージ等で連絡はなるべくこまめに取り合う
- 予告通りの発送方法を利用する
- 追跡番号がある場合は入力する
購入者が商品を購入すると取引に入ります。
取引中に注意したいマナーは大体上のようなものです。
それではそれぞれについて詳しく見ていくことにしましょう。
メッセージ等で連絡はなるべくこまめに取り合う
ラクマでは購入者が購入を決定または代金を支払うと取引ページでの取引が始まります。
この取引ページでは購入者側から商品配送日時などの要望のためのメッセージが入ることが良くあります。
このようなメッセージには『忙しいから』という言い訳をせずに必ず返信するようにしましょう。
もしも本当に忙しくて返信できない場合は一言ことわりを入れておくといいでしょう。
取引メッセージのやり取りをしなくても商品をしかるべき方法で発送すれば商品が到着し、取引自体は完了します。
ですので、面倒くさがって全く取引メッセージを打たないあるいは返信しないユーザーがたまにいます。
ラクマでは取引前のマナーでも見たように、まず出品者の過去の取引の評価を見てから買う買わないを決めるユーザーが少なからず存在します。
取引メッセージを面倒くさがっておろそかにすると評価にかなり悪い影響を与えます。
発送は迅速で、届いた商品も商品説明と食い違うところもないといった一見優良な取引でも取引メッセージが一切なくとても不安な取引だったということだけで『悪い評価』がつくケースがかなり存在します。
一個でも悪い評価が付いてしまうとその後の商品の売れ行きに大きな悪影響を及ぼすので、面倒くさいと思わずになるべく取引メッセージでの連絡はこまめにするのが無難です。
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予告通りの配送方法を利用する
上の画像にあるように、ラクマでは商品を出品する際に配送方法を選択する必要があります。
配送方法は
- かんたんラクマパック(ヤマト運輸or日本郵便)
- レターパックライト
- レターパックプラス
- クリックポスト
- 宅急便コンパクト
- ゆうパック元払い
- ヤマト宅急便
- ゆうパケット
- ゆうメール元払い
- スマートレター
- 普通郵便
- ヤマト便(30万円いじょうの荷物の配送)
- 未定
の13個の中から選択することになります。
商品の購入者は配送方法込みで商品購入を決定することが多々あるので、なるべく当初選択していた配送方法を利用するようにしましょう。
ただ、都合によってはどうしても配送方法を変更したいという場合もあると思うのでそのような場合は取引メッセージで変更先の配送方法を伝えて購入者の同意を得たうえで配送方法を変更しましょう。
配送方法の変更に関連して1つだけ注意点があります。
2019年現在、ラクマではかんたんラクマパックで配送業者を日本郵便に指定した場合のみ匿名配送が可能となっています。
つまり、上に挙げた13個の配送方法のうちかんたんラクマパックを除く12個の配送方法は住所氏名などの情報をお互いに閲覧可能な状態での取引となります。
このため、当初かんたんらくまパックで配送業者を日本郵便に指定して匿名配送の予定だったものを他の配送方法に変える場合、匿名から非匿名に切り替わるためかなりの購入者がこれを嫌がることになります。
どうしても匿名配送から非匿名配送に切り替えたい場合は必ず購入者の同意を得てからにしましょう。
ただし、配送方法の切り替えは取引後の評価に悪影響を与えることがあるのでなるべくなら予告通りの配送方法を利用するようにしましょう。
追跡番号がある場合は入力する
上の項目でも紹介したかんたんラクマパックを配送方法に指定している場合は、取引ページに発送通知ボタンと言うものがあります。
発送通知ボタンをタップすれば商品の追跡番号が表示され、番号をタップすれば追跡情報を閲覧することができるようになります。
かんたんラクマパック以外の方法だと、追跡番号は取引メッセージに書き込んで通知することになります。
面倒くさがって追跡番号を通知しない出品者がたまにいますが、これは商品の配送中の紛失など購入者にとって不利益な情報が閲覧できなくなりトラブルの元となるので必ず通知するようにしましょう。
普通郵便などの場合、追跡番号をつけると余分にお金がかかるためこれを嫌う出品者がいますが追跡番号はできるだけ付けるようにしましょう。
と言うのも、商品が配送中の何らかのトラブルで紛失した場合、出品者側は『確かに発送した』、購入者側は『絶対に届いていない』という主張となり確認のしようがなくラクマ運営も補償ははできません。
このため、後は双方と配送業者で解決することになるのですがこれはおそろしく面倒な作業と言えます。
ですのでこのようなトラブルを回避するためにも
- かんたんラクマパックを配送方法に指定する(簡単に追跡可能な上、配送時トラブルの補償もあり)
- それ以外であれば追跡番号を付ける
ようにするのが無難であると言えます。
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取引後のマナー
- 発送通知・受け取り評価はすぐに行う
- 感謝の言葉を送る(任意)
一部取引中のものも含んでいますが、商品が購入者のもとに届いた取引後に注意するマナーは大体上のようなものです。
それではそれぞれについて詳しく見ていくことにしましょう。
発送通知・受け取り評価はすぐに行う
みなさんが出品者側である場合、商品の発送手続きが終わったら発送通知ボタンを忘れずにタップまたは取引メッセージにて発送手続きが完了したことを伝えるようにしましょう。
これはもしも配送時のトラブルで商品が紛失してしまったような時に、出品者であるみなさんが不利にならないためにも大切なことです。
ラクマなどのフリマアプリでは基本的に購入者側が圧倒的に不利な立場なので、なるべく不利にならないように情報を提示してあげることが最終的な受け取り評価の高評価にもつながります。
続いて受け取り評価について。
ラクマでは商品が到着したら購入者・出品者は互いに取引全体を通しての評価を
- 良い
- ふつう
- 悪い
の三段階で評価します。
評価は先に購入者が付けることになるのですが、受け取り評価がされない限り出品者に売上金が入ることはありません。
多くはありませんが、商品を受け取ったことに満足して中々受け取り評価をしない購入者がいるのですが、これは後から出品者に悪い評価を付けられる可能性があるのでやめましょう。
具体的にいつまでにとは言えませんが、経験上配送後24時間以内には受け取り評価をするのが無難ではないかなと思います。
感謝の言葉を送る(任意)
これはやった方がいいマナーと言うよりは、個人的にやってもらえたらうれしいマナーと言えます。
取引後の評価の際には、コメントを記入することが出来るのですがここに取引の感想を書くと喜ばれることがあります。
ラクマのユーザーさんたちは悪い評価には具体的な悪行(笑)を記入することが多いのですが、何の問題もない気持ちのいい取引の場合評価だけでコメントしない方が多い印象です。
もちろん、良い評価さえつけてくれれば何の問題もないのですが、ここに
- 梱包が丁寧だった
- 発送が迅速だった
- メッセージのやり取りがスムーズだった
というようなコメントが書かれているとうれしいですし、のちにその評価を見た人が安心して商品を購入する判断材料にすることもできます。
これは完全に任意ですが、こうやってコメントで感謝の気持ちを書いていくと巡り巡って自分の受け取り評価コメントにも感謝のコメントが書かれるような気がするのでぜひ皆さんもやってみてはいかがでしょうか。
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