お中元やお歳暮などでいただいたハムやお菓子など、自家消費はしないので処理に困るモノってありますよね…。
私の家でも結局は消費期限や賞味期限が過ぎて捨てるだけ面倒だったりしたものです。
そんなゴミになり捨てる手間ばかりの食品もルールを守ればメルカリで出品することができます。
ただ食品の場合、他の出品物と違ってやや細かいルールが存在するので注意が必要です。
そこで今回の記事ではメルカリで食品を出品する際のルール・注意・送り方について解説してみたいと思います。
スポンサーリンク
メルカリ食品出品時のルール・注意点・送り方
ここからは以下の2点について解説していきます
- メルカリで食品を出品するうえでのルール・注意点
- メルカリで売れた食品の送り方
ルール・注意点
基本的なルール(原則)
- いかなる場合でも生の食肉・魚介類の出品は禁止
- 出品時、消費(賞味)期限が確認できる画像必須
- 必ず食品に記載された保存方法で発送(配送)すること
- 保健所の許可のある食品
※メルカリSHOPを除く
基本的に上記の原則を守っていればメルカリの規約に触れる食品の出品にはならないと思います。
ですので時間のない方は上のルールだけでも最低限守って出品してください。
出品が禁止されている食品(主な例)
- 開封済みの食品(複数の開封済みの食品を詰め合わせにする場合も含む)
- 消費(賞味)期限および食品表示の記載のない食品
- 消費(賞味)期限が既に切れている食品
- 消費(賞味)期限が到着後1週間以内に切れる食品
- 生の食肉、魚介類
- 保健所などの許可がない加工食品、販売に特定の許可が必要な食品類、その他食品類
- 健康増進法に違反する食品
食品は包装などの開封前後では消費(賞味)期限も変わってきますし、季節によっては腐敗が速やかに進むものがあります。
ですので、いかなる場合でも包装を開封した状態の食品を出品することはできません。
また消費(賞味)期限に関して一番注意すべきなのが上記4点目の項目です。
これは食品が購入者の元に届いてから1週間と言うことなのであらかじめ消費期限に余裕のある食品だけしか基本的には出品できないということになります。
ゆうパックや宅急便はお届け日の指定ができるので、それらを利用して余裕がある日程を組み、消費期限が近い場合は購入者にきちんと伝えておきましょう。
5点目の生の食肉、魚介類についてですが、これはそもそも消費(賞味)期限が不明でものによって全く腐敗のスピードが違うので衛生的にアウトなのは言うまでもありません。
スポンサーリンク
食品の出品方法
画像確認が必要な食品表示
- 名称
- 原材料名
- 内容量
- 消費(賞味)期限
- 保存方法
- 販売者
メルカリで食品を出品する場合は上の6つの食品表示全てが商品ページの画像で確認できる状態にしなければなりません。
『画像で確認できなくても同じことを商品説明に書いているからOK』ということにはならないので注意しましょう。
個包装食品の出品について
個包装食品が出品できるケース
- 個包装食品の包装自体に食品表示(名称・原材料名・内容量・消費(賞味)期限・保存方法・販売者)全てが記載されていて、メルカリ商品ページの画像でそれらが確認できる場合
- 個包装食品の包装には消費(賞味)期限のみの記載でもが外装に食品表示(名称・原材料名・内容量・消費(賞味)期限・保存方法・販売者)が記載されていて、メルカリ商品ページの画像でそれら2つが確認できる場合
お菓子などでは一つ一つ包装された食品をさらに外装で包装している場合がありますよね。
このような個包装食品も出品可能ですが、これには上記のような少し面倒なルールがあるので必ず守るようにしましょう。
スポンサーリンク
送り方
ご存知の方も多いとは思いますがメルカリでは匿名配送可能なサービスであるらくらくメルカリ便・ゆうゆうメルカリ便があります。
送料も全国一律でとても便利なサービスですが冷凍や冷蔵状態での配送はできません。
ですので、食品に記載されている保存方法が『冷蔵』・『冷凍』の場合のメルカリ便利用はできないので注意しましょう(メルカリShopsに登録している場合は『クールメルカリ便』の利用が可能です)。
冷蔵・冷凍食品
すでにお話ししたように冷蔵・冷凍食品をらくらくメルカリ便・ゆうゆうメルカリ便で送ることはできません。
ですので、もしも冷蔵・冷凍食品を送りたいという場合は
での発送になります。
冷蔵 | 冷凍 | |
クール宅急便 |
○
|
○
|
チルドゆうパック
|
○
|
×
|
ただ、クロネコヤマトのクール宅急便は冷蔵・冷凍の二種の温度帯での配送に対応している一方で、日本郵便のチルドゆうパックは冷蔵の温度帯にしか対応していないことに注意が必要です。
ですので、冷凍食品を送る場合はヤマトのクール宅急便を選択するようにしましょう。
また、送料については温度管理の必要のない宅急便・ゆうパックと比べるとサイズ・配送会社の違い・お届け先との距離によりますが200円から2000円程度の追加料金が発生します。
梱包方法
冷蔵または冷凍食品を発送する場合はヤマト運輸または日本郵便のクール宅急便・チルドゆうパックを利用すればいいことはお話ししました。
これらの配送方法を利用すれば温度管理された専用の配送車によって食品の温度を保って配送してくれるのですが、出来れば上の画像のような保冷剤やジップによって密閉が可能な袋で包んでおくようにしましょう。
例えば左上画像のような食品であれば、右上画像のように保冷剤とともに食品をジップ付き袋に入れます。
冷凍の場合はさらにプチプチ等を使って保冷効果を高めるとより良いと思います。
この状態で適切なサイズのダンボールまたは紙袋などに入れて梱包し、クール宅急便またはチルドゆうパックで発送しましょう。
スポンサーリンク
冷蔵・冷凍の必要のない食品
食品の外装などに保存方法として冷蔵や冷凍の必要が記載されていない食品(常温保存食品)であれば基本的にどの配送方法を選択しても問題ありません。
ただ、ルール・注意点のところでもお話ししたように購入者の手元に届いてから7日以内に賞味(消費)期限が切れる食品は出品自体が禁止されています。
ですので、賞味(消費)期限が近いような食品の場合は宅急便やゆうパックなど日にちの指定できる配送サービスを利用するのが無難です。
なので、もしもメルカリ便を使わない場合は購入者にあらかじめ居住都道府県を聞いて送料を計算しておきましょう。
なお、メルカリ便でも宅急便・ゆうパックを利用すればお届け日を指定できます。
参考:ヤマト運輸宅急便送料計算