2021年現時点での販売手数料改定については目次の『改定後の販売手数料と改定時期(3回目)』を見てください。
現在私たちが利用できるフリマアプリの最大手と言えばメルカリとラクマですよね。
フリマアプリを出品者側で利用する場合、普通は販売手数料がかかります。
この販売手数料がメルカリでは商品販売代金の10%。
そして、つい最近までやっていたCMでも言われていたようにラクマでは販売手数料が0円(無料)でした。
ところがついにラクマでも販売手数料が改定(値上げ)されるという私たち出品者にとっての悲報が入ってきてしまったのです。( ;∀;)
そこで今回の記事ではラクマのカスタマーサービスに今後の販売手数料の値上げはあるのかなどを問い合わせてみたので、結果とともに今後の流れを予測してみたいと思います。
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ラクマの販売手数料改定、今後の値上げは?
ここからは具体的にラクマの販売手数料について、
- 改定後の販売手数料と改定時期
- 今後値上げされる可能性
の2点を書いていきたいと思います。
改定後の販売手数料と改定時期(1回目)
ラクマ公式のアナウンスによれば、2018年の6月4日(月)の10時から販売手数料が商品代金の3.5%(商品が売れた時に引かれる)に改定されるということです。
というわけで基本的に販売手数料が改定される2018年6月4日の9時59分までに商品を出品すれば手数料は無料になります。
ちなみにこの期限までに商品が購入される必要はなく、2018年6月4日9時59分までに一度でも出品されたことのある商品すべてが販売手数料無料となります。
ただし、実はこれには商品を購入した人の商品代金の入金日によって手数料がかかる場合とかからない場合があるのでそれを補足しておきます。
販売手数料改定前後の出品における手数料について
ラクマの販売手数料改定は前述のとおり2018年の6月4日(月)なので、それまでに出品すれば手数料が無料になると思われがちですが実はちょっと注意が必要です。
販売手数料がかかるかかからないかは出品日時だけでなく、商品の購入者の入金日によって変わってきます。
上の画像はラクマアプリのお知らせから販売手数料に関するページをスクリーンショットにとったものです。
これによると、販売手数料を無料にするためには
- 2018年6月4日(月)の9時59分までに出品
- 購入者が商品代金を2018年6月11日(月)の9時59分までに支払いを完了
の2つを同時に満たす必要があります。
たとえ2018年6月4日9時59分以前に出品されていた商品でも、購入者が2018年6月11日9時59分よりも前に商品代金の入金を済ませていなければ販売手数料が3.5%取られてしまうということに注意しましょう。
ですので、微妙な時期に購入された出品物の販売手数料をどうしても無料にしたい場合は、あらかじめ購入者に2018年6月11日9時59分までに入金可能かを確認する必要があります。
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改定後の販売手数料と改定時期(2回目)
ラクマ公式のアナウンスによれば、2019年の10月1日(火)の午前0時から販売手数料が商品代金の3.5%(税別)に改定されるということです。
これを見て「おや?3.5%なら手数料は今まで通りなのでは?」と思ったかたもいるかと思います。
実は『税別』という表現にカラクリがあります。
上の画像はラクマ運営より送られてきた『増税にともなう販売手数料改定のお知らせ』画面より抜粋したものです。
改定前と改定後では(税込)が(税別)に変わっています。
これは非常にわかりにくい表現で戸惑っている方も多いのではないでしょうか…。
ですので簡潔に手数料がどう変更されるのかを言うと
ということになります。
つまり10000円のものを販売すれば手数料は10000×0.0385=385円かかるといった風に変わります。
詳しくは…
上ではざっくりと販売手数料は3.85%に改定されると書きましたがここでちょっと詳しく書いてみます。
ラクマが改定後の販売手数料を3.5%(税込み)としているのにはおそらく以下の2つの理由があります。
- 販売手数料値上げ感をいくらかでも軽減したい
- 今後も消費税の増税があってもスムーズに販売手数料値上げが可能
まず、簡潔に3.85%と書けばいいものをあえて3.5%(税別)などというわかりづらい表現にしているのは販売手数料の値上げ感を少しでも軽減したい狙いだと思います。
さきほど10000円のものを販売した時の手数料が385円であるとお話ししました。
この手数料は10000+(10%の消費税、つまり1000円)=11000円に対して3.5%の手数料率をかけた場合の手数料となっています。
ですので、今回の販売手数料改定によって消費税が10%である限り販売手数料は商品販売価格の3.85%と言えるのです(以下計算式)。
手数料をY販売価格をXとしてY=X×1.1×0.35
⇒Y÷X=1.1×0.035=0.0385……①
手数料率をZとして①から
Z=Y÷X×100=0.0385×100=3.85%
さらにこのことに関連して、3.5%(税別)と表記しておくことによって今後消費税がさらに増税された場合でも同じ表記を使うことが出来ますし、手数料値上げもスムーズにいくというわけです。
改定後の販売手数料と改定時期(3回目)
ラクマ公式アナウンス通り本日1月13日午前0時より、商品の販売手数料が6%(税別)に改定されました。
上記の『改定後の販売手数料と改定時期(2回目)』のところでも書いたように、手数料6%と書かれてはいるものの、商品代金+消費税(現時点では商品代金の10%分)に対して6%の手数料がかかるので実質的には6.6%の販売手数料が商品価格に対して課されることになります。
例えばラクマで商品を販売価格10000円の設定で出品する場合の販売手数料は660円ということにります(厳密にはこのうちの60円は消費税分に手数料がかけられているわけですが実質的にはこの価格です)。
というわけで消費税が10%であるうちはラクマの現時点での手数料は商品販売価格の6.6%と覚えておけばOKです。
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今後の販売手数料値上げの可能性
今回、売れた商品の代金の6.6%に変更が決まったラクマの販売手数料ですが、今後さらなる値上げがあるのかどうかといったところが私たち出品者にはおおいに関心があることですよね。
そこで、ラクマのカスタマーサポートに問い合わせてみたのでその結果と、その他の情報から今後の値上げの可能性について推測してみたいと思います。
問い合わせの結果
新ラクマのカスタマーサポートには今後の販売手数料のさらなる値上げがあるのかメールで問い合わせしてみました。
その返信を一部引用して以下に掲載します。
ラクマでは、今後、よりお得なキャンペーンをおこなったり、お取引のサポート体制を強化させていただくため、2018年6月4日(月) 10:00より、販売手数料として商品価格の3.5%をいただくことになりました。
詳しくはこちら>【重要】「販売手数料」改定のお知らせ
http://news.fril.jp/entry/20180515
なお、現時点では販売手数料をさらに変更する予定はございません。
みなさまにこれまで以上に安心して楽しんでいただけるサービスの提供に向けて、スタッフ一同尽力してまいりますので、何卒ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
ということでカスタマーサポートによれば、現時点での販売手数料のさらなる値上げの予定はないとのことでした。
まぁこの『現時点』という表現が気になるところではありますよね…。
そのあたりも含めて今後のラクマ販売手数料の値上げについての予測を次項でしてみたいと思います。
今後の手数料値上げの予測
さて、まずラクマの販売手数料が2018年に3.5%に改定されると聞いて
と感じたのは私だけではないのではないでしょうか。
個人的にはこの数字を見た時にまっさきに『消費税』のことが頭をよぎりました。
ここでラクマと並び大手のフリマアプリであるメルカリの場合について考えてみましょう。
メルカリは2013年の7月にフリマアプリの配信を始め、その後1年間は販売手数料が無料でした。
アプリリリース1年で利用者数を爆発的に伸ばしたメルカリは満を持して販売手数料を10%に値上げしたという歴史があります。
さて、一方のラクマですがアプリのリリースはメルカリから送れること約1年と4か月、2014年11月とのこと。
そして、2018年2月にラクマに吸収される形で統合したフリマアプリのフリルのアプリリリースは意外にもメルカリよりも1年も早い2012年7月だったんですね。
それからラクマとフリルは長い間販売手数料無料で頑張ってきたという歴史があります。
これはメルカリの圧倒的な利用者数の前に手数料を上げようものならばすぐに淘汰されてしまうという考えがあったためだと考えられます。
しかし、2018年2月にサービスの統合を果たしたラクマとフリルは利用者数の大幅増によってついにこのほど販売手数料の改定(値上げ)に踏み切ったというのだと思われます。
もちろん、利用者数が大幅に増加したとは言えまだまだメルカリには遠く及ばないので、いきなりメルカリと同じ10%にしてしまうと利用者数が減ってしまうでしょう。
そこで、まずは手始めに3.5%という中途半端な数字で様子を見ようというのが実情だと考えられます。
そして、消費税の増税にともない、2019年には実質的な販売手数料が3.85%、2021年には6.6%とじわりじわりと手数料が増加しています。
販売手数料が増加傾向とは言え、まだまだメルカリに比べたら安い販売手数料なのでラクマはこれからも利用者数をどんどん伸ばしていくと考えられます。
そうなるとアプリ周辺の環境(サーバー等)の整備のためにより多くの投資が必要になることは必然です。
ですので、歴史的な経緯を見ても最終的にはメルカリと同じ10%を目指して販売手数料の値上げが今後ほぼ確実おこなわれていくのではないかと推測できます。
もちろん、これまでのラクマとフリルの手数料の歴史を見るにいきなり10%に値上げするといったことは考えにくいと思います。
おそらく消費税のように5%、8%、10%のように段階的に値上げをすると考えられます。
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まとめ
ラクマアプリはメルカリに比べてもそん色がないくらい使いやすいアプリで、正直2018年まで無料で提供できていたことが不思議なぐらいだと思います。
ですので、今回の改定による6.6%の販売手数料は私たち出品者にとっては痛いものではありますが、この手数料によってさらにラクマアプリが使いやすくなることも期待できます。
個人的にはメルカリと同じように匿名配送サービスをより拡大してくれるともっとラクマを使うようになるのになと思います。