どうも、一発屋です。
今回の記事はメルカリで販売した商品の発送を匿名かつ全国一律料金で出来るらくらくメルカリ便の中でも特に利用者が多い『ネコポス』にスポットライトを当ててみようと思います。
ネコポスで送ることが出来る商品はA4サイズくらいまでの薄型商品で、普通郵便などと比べると割高になることも多いですが、匿名性や荷物の追跡が可能であること、配送距離による料金の割り増しがないことなど、料金分のデメリットを補って余りあるメリットがあります。
そんな便利ならくらくメルカリ便のネコポスには実は色々と『しばり』もあるので、損をしたり発送を受け付けてもらえなかったりということがないようにしたいものですね。
そこで今回の記事ではこのネコポスの損をしない上手な利用術を注意点、その他の発送方法との比較とともにご紹介してみたいと思います。
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らくらくメルカリ便ネコポス利用術とその他発送方法との比較
さて出品者・購入者の個人情報が匿名で、配送料が全国一律210円、さらに荷物の追跡と補償までついている便利ならくらくメルカリ便のネコポスについて、サイズや注意点、その他の発送方法との比較などを具体的に見ていきたいと思います。
ネコポスで送ることのできるサイズ
らくらくメルカリ便のネコポスで送ることのできるサイズは
- 縦31.2cm×横22.8cm(A4サイズ)まで。
- 厚さ3cm。
- 重さ1kgまで。
と決まっています。
主な利用商品としてはアクセサリー・スマホケース・薄手の衣類などがあります。
ちなみに私はゲームソフトやマンガ本などもこのネコポスで送ったことがあります。
このネコポスは小さい物なら何でも送れるかというとそういうことではなく、縦と横の長さに下限があることに注意しなくてはなりません。
上の図の赤で示したようにネコポスで送れるサイズには縦23cm×横11.5cmという下限が存在します。梱包込みのサイズが図の赤枠内にすっぽりおさまってしまう商品はネコポスでは送ることが出来ないので注意しましょう。
ネコポスの厚さの簡単な測り方
らくらくメルカリ便のネコポスで商品を送る時にいつもヒヤヒヤするのが『厚さが3cmに収まっているか』ということです。
もしもこれがオーバーしていると、らくらくメルカリ便の宅急便コンパクト(送料450円+専用ダンボール70円=520円)あるいは宅急便(送料750円~)で送ることになり送料が大幅にアップしてしまうことになります。
梱包が終わった商品をヤマト運輸営業所またはコンビニに持っていくと下のような専用定規で厚さを測ってもらい、これをクリアすればネコポスで商品を発送することができます。
この定規はヤマト運輸営業所で余っているものがないか聞くとボロボロの物をたまにタダで譲ってもらうことができますが確実ではないのでアテにはできません。
またメルカリストアではネコポス・ゆうパケット両方の厚さを測ることが出来る定規が購入可能ですが、価格が1200円もするのであまりおすすめはできません。
このネコポスで送る商品が形に融通が利くもの(衣類など)である場合は、あまりにもオーバーしていない限り見た目が3cmを超えていてもコンビニでは発送手続きしてもらえます(ヤマト運輸営業所はけっこう厳密に測ります)。
ですので、とりあえず定規などの計測器がない場合、簡単に厚さ3cmを測る目安となるものをご紹介します。
上の写真は私の左手の薬指に定規をあてた写真になります。薬指の先から第一関節までの長さが2.8cmほどなのがわかると思います。何人かの男女の薬指の先から第一関節までの長さを測らせてもらったのですが、男性で大体2.7cm前後、女性が2.5cm前後でした。ですので、薬指の先にネコポスで発送する商品を当ててみて第一関節くらいの物であれば大体規格はクリアできると思います。
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ネコポスとその他の配送方法の料金比較
A4サイズに収まる商品の発送はネコポス以外に次の発送方法がメルカリでは選択できます。
- ゆうパケット(ゆうゆうメルカリ便)
- ゆうメール
- レターパック
- 普通郵便(定形・定形外)
- クリックポスト
以上の5つの発送方法とネコポスの料金などの比較をしてみたいと思います。
ゆうパケット(ゆうゆうメルカリ便)との料金比較
らくらくメルカリ便と似たようなサービスで、メルカリと日本郵政が提供している配送サービスのゆうゆうメルカリ便がありますが、その中のA4サイズ商品に対応した発送方法であるゆうパケットとネコポスを比較してみます。
まず、ゆうパケットのサイズは以下のようになっています。
- 3辺合計60cm以内
- 長辺34cm以内
- 厚さ3cm以内
- 重さ1㎏以内
ほとんどらくらくメルカリ便のネコポスと変わらないサイズのものが送れるようになっています。
また、配送料金は全国一律の230円で、ネコポスと比べると20円高くなっています。
このようにA4サイズ商品を送る場合はらくらくメルカリ便を利用した方が送料が安上がりになるので、近場にコンビニがローソンしかないという状況でない限りらくらくメルカリ便で発送するのがお得です。
ただ、ゆうゆうメルカリ便はゆうパケットサイズの商品を郵便ポストに投函することで発送できる便利なサービスがあるので、郵便ポストが近場にあるという方は発送の手間を考えるとこちらの方が便利かもしれません。
以前にゆうパケットポストの利用方法についての記事を書いたことがあるので、興味がある方はご覧ください。
メルカリのゆうパケットポストとは?サイズ・送料・専用箱の入手方法と組み立て方・発送方法など画像付きで徹底解説!
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ゆうメールとの比較
ゆうメールは日本郵政の提供している配送サービスで、所定の規格におさまっているかによって配送料金が異なるという特徴があります。
ゆうメールの規格は以下のようになっています。
- 長辺34cm以内
- 短辺25cm以内
- 厚さ3cm以内
- 重さ1㎏以内
ゆうメールの配送料金は配送元と配送先の距離による増加はなく、重さごとに全国一律料金となっています。
以下に、ゆうメールの重量別料金表を貼ってみます。
上の表でわかるように、ゆうメールの料金は最低で180円となっています。
ですので、重さが150gまでの商品であればゆうメールで送った方がネコポスよりも30円安いということになります。
ゆうメールは郵便局だけでなくポストからも発送できるというのが便利ではありますが、ネコポスのように匿名配送はできないので、このメリットがデメリットを送料の差分を上回っているかどうかの判断は人によるとしか言えないと思います。
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レターパックとの比較
レターパックは日本郵政が提供している配送サービスで、A4サイズまでの商品に対応した配送方法になっています。
レターパックは厚さによって
- レターパックライト
- レターパックプラス
の二種類があります。
レターパックライトは35cm×25cm(A4サイズ)、厚さ3cm以内、重さ4kg以内であれば全国一律370円で商品を送ることができます。上の写真のような専用の封筒を郵便局・LAWSON・ミニストップ・am/pm・デイリーヤマザキ・セイコーマートで購入(金額は送料込みで370円)し、宛名を書いてポストに投函することで発送ができます。
レターパックプラスは35cm×25cm(A4サイズ)、重さ4kg以内であれば3cmを超えるものでも利用することが可能です。その代わり料金は全国一律520円とレターパックライトと比べると150円高くなります。こちらも上の写真のような専用の封筒を郵便局・LAWSON・ミニストップ・am/pm・デイリーヤマザキ・セイコーマートで購入(金額は送料込みで520円)で購入し、宛名を書いてポストに投函することで発送ができます。
上記のようにレターパックは扱うことのできる商品の重さがネコポスに比べると大きいというメリット以外、送料におけるメリットはないように思えます。
ただし、専門的な内容を扱った厚さ3cmを超える分厚い教科書(医学書など)などの発送はネコポスでは不可能で、宅急便にすると750円以上かかってしまうので、このような場合はレターパックプラスの520円は割安であると言えます。
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普通郵便(定形・定形外)との比較
メルカリで出品したA4サイズの商品で比較的軽量なものを発送する場合、普通郵便を利用するのが最も安上がりな方法と言えます。
普通郵便には規格が二種類あり、それにより定形郵便と定形外郵便に分けられ、定形外郵便はさらにその規格の中で二種類の価格帯に分かれます。
以下に定形・定形外のサイズ規格表を貼っておきます。
基本的にハガキサイズで薄い物(1cm以内)が定形、A4サイズで厚いもの(3cm以内)が定形外と覚えておけば大丈夫です。
また、定形外はこの規格の中でもさらに1kg以内と1kg~4kgとで規格内と規格外に分かれます。
定形郵便・定形外郵便のそれぞれの重さによる料金表を以下に貼ってみます。
上のサイズ表と料金表からわかる通り、送る商品がハガキサイズ(23.5cm×12cm)以内で厚さが1cm以内、さらに重さが50g以内であれば定形郵便を利用した場合、ネコポスで商品を発送する場合に比べて116円~126円安く送ることができます。
またA4サイズほど(34cm×25cm)の商品であっても重さが100g以内の場合、定形外郵便(規格内)で送ることによってネコポスで送るよりも70円安く送ることができます。
ただし、定形・定形外郵便はともに最小のサイズ(14cm×9cm)があるのでこれを超えるように梱包する必要があります。
また、普通郵便はこれまで説明してきた発送方法と違い、追跡サービスはなく配送中のトラブルで商品が破損または紛失してしまった際の補償(これがあるのはらくらくメルカリ便のネコポスだけ)もありません。
これらのことを考えると、あまり高額なものを普通郵便で送るということはおすすめできません。
ですので、どうしても普通郵便を利用したいならば、元々の価格が安くてネコポスを含むその他の発送方法では送料によってかなり利益率が下がってしまうような小さい商品をおくる場合のみにした方が無難であると思います。
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クリックポストとの比較
クリックポストは日本郵政が提供する、郵便局に行くことなく商品の発送ができるサービスになります。
特徴としては
- 日本全国一律198円
- ネットで運賃決済
- 宛名書き不要
- ポストから差し出し可能
- 郵便受けの配達
- 追跡サービスあり
が挙げられます。
サイズは
- 長辺が14cm以上34cm以内
- 短辺が9cm以上25cm以内
- 厚さ3cm以内
- 重さ1㎏以内
となっています。
クリックポストは商品の補償がないことと匿名性がないということを除けばネコポスに比べて大きなデメリットもなく送料も12円安くなっており、メルカリ出品者にはありがたいサービスであると言えます。
ただし、貴金属等の貴重品をいれて送付することは禁じられているので、高額なアクセサリーなどを発送する場合は補償のあるネコポスを利用すべきでしょう。
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まとめ
今回、らくらくメルカリ便のネコポスに焦点を当てて損をしないための利用方法、その他の発送方法との比較をしてきましたがいかがでしたでしょうか。
メルカリで売れるA4サイズくらいまでの商品はあまり高価なものが多くないので、少しでも利益を多くしたいので送料はバカになりません。
しかし、今回の比較でもわかる通り送料が安い配送方法はそれなりのデメリットもあり、もしもの時に泣きを見るのは出品者本人です。
ですので、自分が発送する商品のサイズだけでなく価値も含めて、利益とリスクを天秤にかけて最善の方法を選択していくのがいいと思います(ちなみに私は面倒なので全てらくらくメルカリ便にしています)。
それでは今回の記事はここで終了とさせていただきます。